ミニ個展「こころのなみ」開催について
こんにちは!
抽象画家のあおやまゆうです。
2020年7月24日(金)〜26日(日)にデザインフェスタ ギャラリーにてミニ個展「こころのなみ」を開催いたします。
今、世界中が新型コロナウイルスの猛威に苦しめられ、緊急事態宣言や自粛活動によって、沢山のイベントや展示が延期、中止に追い込まれました。現在は少しずつ緩和されてきてはいますが、まだまだ油断のできない状況です。
その中で、絵を描くこと、展示をすること、なぜそれに拘るのか、ということを考えずにはいられませんでした。
この展示を行うにあたって、自分のいまの気持ちを書いておこうと思います。
絵を描いて生きていく
わたしは絵描きという人生を選びました。
絵を描くということは「生きる」ことです。
描く、という行為は自然で、当たり前で、日常です。
描くことが好きなのとは違う、
ただ描かずにいられないのです。
描かずに自分の心を保っていられず、描くことで自分を守っているのです。描くことは大変で、苦しくて、しんどくて、息苦しさを伴います。
でもそれは生きることと何も変わらないということに気付いたのです。
そして展示することは「生きている」ことです。
楽しみを探したり、好きなものを見たり、物語に耽ったり、言葉を交わし合ったり、笑うことです。
愛を捧げたり、愛を受け取ったりすることです。
絵を見てもらうことで、自分の心を確認し、そこに生まれる新しい気持ちや愛や喜びや笑顔を分けてもらうのです。
ただ生を営むことの全ての中心に絵があり、展示が存在する。
そしてその絵の中に愛を見付けてもらえたらそれはどんなに嬉しいか。
難しいことやかなしいことはどんな時も世界中に溢れているから、わたしの描くものの中には要らない。
わたしの最初に好きになった画家の言葉に起因しています。
絵というものはぼくにとって、愛すべきもの、愉しくて美しいものでなければならないんだよ。そう、美しいものだ!人生には厭なことが多すぎるんでね、これ以上厭なものなんかこしらえたくないんだよ。
ピエール=オーギュスト・ルノワール
だから、わたしのテーマは
「愛は魂を護る頑丈な盾」
なのです。
たとえば、絵は誰かを救うかもしれない、それは描く理由になるのかもしれない。
でもそれをわたしが言うのは嘘っぽすぎると思うのです。
だって、誰とも変わらず、生きているだけなのだから。
誰かを救いたいなんて、綺麗すぎる。
わたしは、あなたの持つ愛が、あなたを護るのだということを知って欲しいだけです。
わたしが与えるのではなく、もうそこにあるものを認識し、それが自分の魂を護るものだということを確認してほしい。
そのきっかけがわたしの絵であってくれたら嬉しい。
こんな状況の中で我慢できずに展示を決めたのは、とても自分勝手なことだったのかもしれません。
わたしはわたしの楽しいことを失いたくなかっただけなのかもしれません。
誰かを招くことも、来て欲しいと望むことも、見て欲しいと願うことも、全てわたしの勝手な気持ちです。
だから、ご自分やご家族の体調や心を一番優先してください。
その代わり、展示会場の写真をたくさん更新します。
今回行けなくても、次行きたいなって思ってもらえるように、いっぱい描きます。
いいねとかリツイートとかしてもらえたら、会場に来てくれたことと同じだと思って、わたしは勝手に愛を受け取ります。
以上が、わたしの今の考えと気持ちです。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
描くことが好きで好きでたまらない!とかじゃなくて、崇高な考えとかでもなくて、がっかりさせてしまったかもしれません。
なんか格好悪いと思わせてしまったかもしれません。
でも生きるのってかっこわるいこともいっぱいあると思うんです。
それでいいと思うんです。
そうやって、わたしにしか描けないものを描いていきます。
これからもよろしくお願いいたします。
いつも見てくださってありがとうございます!
一日一枚絵毎日更新中
こちらもよろしくお願いします!
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!ミニ個展開催決定!
「こころのなみ」
2020年7月24(金)〜26日(日)
デザインフェスタ ギャラリー(原宿) WEST 1-A
24日 14:00〜19:00
25日 10:00〜19:00
26日 10:00〜17:00
(初日は開始時間が遅く、最終日は終了時間が早いのでお気をつけください)
入場時マスク着用、手消毒にご協力いただきますので、あらかじめご了承ください。
アレルギー等ある方は入場時にお伝えください。
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