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フライヤーデザイン〜裏面レイアウト〜

クラシック音楽のフライヤーは、プロの演奏会でもデザイナー不足だったりするので、アマチュアは楽団員やその知り合いさんが作るケースがとても多いです。ずっとどうにかしたいと思っている問題なのですが・・・ここでは、デザインの仕事をしていない人に少しでもヒントになったらいいな、という思いで、デザイナーとしてフライヤーデザインで気をつけていることを紹介していきます。

いきなり表面をとばしますが、今回は裏面のレイアウトのお話です。フライヤーが両面デザインの場合、表面に演奏会の開催日時・プログラムなどの情報やアートワーク。裏面は楽団や出演者のプロフィール紹介など文字情報がメインとなります。文字は流し込むだけと思いきや、単純だからこそレイアウトが大切になります。


フライヤー?チラシ?
これは個人的な使い分けなのですが、チラシというと新聞紙にはさんであるペラペラな薄い紙にびっしり情報が詰め込まれているもの。フライヤーは、ホールの棚やパンフレットに挟まれている、A4またはB5サイズのチラシより少し厚めの紙のイメージがあります。ということで、「フライヤー」で統一します。

A4?B5?縦位置?横位置?
A4とB5、縦や横、様々ですが、いちばんみることの多い「A4縦(210mm×297mm)」とします。

裏面レイアウト
よく見かけるのが、横位置の端から端までびっしり文字が配置されている一段レイアウト。これだと、横の視線移動がたいへんで、読むのに疲れてしまいます。どこまで読んだっけ?という事態にもなる。そこで、横位置に2段または3段にレイアウトします。視線の移動距離を短くしてあげると、読んでくれるひとも疲れないはず。小説や雑誌なども、人間が疲れず読むことのできる文字数30文字前後を考えて作られています。

こうやって段組にすると、雑誌や本のようになってそれっぽく見えませんか・・?
レイアウトや文字の大きさでの読みやすくするのが第一ですが、余白を細かく入れて、すっきりした見た目を作るのも「パッと見たとき」のいい印象につながります。

ご覧下さりありがとうございます!デザインの仕事と趣味の音楽をつなげられないか試行錯誤な日々です。サポートやフォローいただけるとうれしいです! https://twitter.com/@aoyamana https://www.instagram.com/aoyamana/