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【エッセイ】物を書く人たちへ

物を書く人はいつも
なんでもない日常の中に
物語をたずさえている

洗濯物をたたみながら
愛する人に想いを馳せる

一輪の花の中に
大切な人と過ごした思い出を見つめる

昨日、大阪府堺市にある、
さかい利晶子の杜に行きました。
ここは、与謝野晶子の記念館です。
1月中旬までの、与謝野鉄幹の企画展を見に行きました。
この人は、晶子の夫であり、永遠の恋人。

与謝野晶子のことは、心の中で、師と慕ってます。
私も短歌や文章を書いていますと言いたくて、
予定よりも少し遅い訪問となりました。

帰りの電車の中は、いつもの日常の風景でした。
こんな、いつもの中に
みんな心の中にそれぞれの物語を持っています。

私はこれから、どんな物語を紡ごうか。
文章を書くことを考えると、ふふっと笑みがこぼれる。

この無表情な世界を、揺さぶる言葉。
自分以外の誰かと共鳴する物語。
そういう世界を
私は創っていきたいのです。

明日誰かに手渡す物語、
さて、何を書きましょうか。


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