香りに注目!CMソングでもおなじみ、青柳ういろう「珈琲・ゆず」おいしく進化した味でリニューアルします
※記事の最後に「珈琲・ゆず」発売前企画として、抽選で100名様にプレゼントするTwitterキャンペーンのお知らせがあります。
2021年4月6日、「ポポポィのポィ♪おくちへポィ♪しろ・くろ・まっちゃ・あがり・コーヒー・ゆず・さくら♪」の青柳総本家CMソングでも知られる珈琲、ゆずのういろうがリニューアル、発売されます。今回は、この2つの味のリニューアルに対する思いをぜひ知ってもらえたらなと、noteにまとめました。
スピーカー
後藤稔貴 (ゴトウトシタカ)
-明治12年創業、青柳総本家5代目の長男。大学卒業後、一般企業で営業として働いた後、2017年に青柳総本家に入社、取締役に就任。
山口碧(ヤマグチミドリ)
2020年入社。商品開発室で新商品の開発等に従事。
『3度目の正直』への思い
原点回帰、お客さまの声に背中を押してもらった
ー最初に珈琲、ゆずリニューアル発売の経緯を教えてください
後藤:まず、珈琲・ゆずの歴史について少し話をさせてください。実はこの2つの味は過去に2度発売中止になっているんです。
1回目は、他の味に比べてお客さまからあまり好まれず、販売数が伸びずに発売中止になりました。
2回目は、他の味も含めてハーフサイズを発売した際に合わせて復活させました。しかし、ハーフサイズの商品自体がすべて販売終了になり、自然となくなってしまった感じです。
ですので今回は3度目の正直なんです。
ーなるほど、そのような経緯があったのですね。
後藤:はい。そして昨年コロナ禍のもと、青柳総本家も本当に苦しい状況になりました。その中で、そもそも青柳総本家の本質、原点は何なのか。そして、お客さまの声にも、より耳を傾け、コミュニケーションを意識するように少しずつ変わっていきました。
そこでひとつ気づいたことがあるんです。SNSで、お客さまが「ポポポィのポィ♪おくちへポィ♪しろ・くろ・まっちゃ・あがり・コーヒー・ゆず・さくら♪」のテレビCMの歌を覚えていてくださり、いまでもツイートしていただいていることに。
それこそ今はもう放送されていないのですが、OAを知らない子どもさんも口ずさんだり、名古屋の人たちのコミュニケーションツールとして、そのCMがひとつの共通ワードとして存在している、それは青柳総本家としても大切にしていく必要があるんではないかと思ったんです。
ーいまは放送されていないCMの歌を口ずさんでくれるのは嬉しいですね
後藤:そうなんです。その一方で、現在、珈琲、ゆずが販売されていない中で、「何で珈琲とゆずがないんだろう」といった話を耳にするんですよ。「また食べてみたい」との声もありました。
ですが、ある一定の層のラインからCMは知ってるけど、珈琲とゆずを食べたことがない方が多くなるんです。
このことをとても申し訳なく感じました。青柳総本家の原点は「お客様に笑顔になってもらう」ことなんです。ですので、もう1回楽しんでもらいたいなという想いが強くなりました。それが、「3度目の正直」として、珈琲、ゆずをリニューアルすることに至ったきっかけですね。
そして、やはり青柳のことをお客さまが話すときにCMが出てくることから、CMソングをもう1度お客さまとのコミュニケーションツールとして、一緒にあたためていきたいという気持ちも芽生えました。
僕の中での勝手な決意表明なのですが、コロナ禍で本当にいろんなものが崩れて、それでも前進をする中で、お客さまに笑顔になっていただきたい、良質なコミュニケーションを取りながら、青柳として再出発をしていく。珈琲とゆずのリニューアルは、そのきっかけにしていきたいと思っています。
過去を乗り越えて
おいしさの進化を目指す商品開発
ー後藤さんの原点回帰への想い、強く伝わりました。では、商品開発がスタートしてからについて、教えてください
後藤:はい、僕起点でプロジェクトが始まり、山口さんと一緒に開発をしていきました。
ただスタート直後、社内からの見立ては厳しいものでした。過去に、他の味と比べて、好まれなかったという結果もあったことから、また同じことになるんではないかという不安が大きかったんです。
そして、過去の結果以外にも、大事なポイントなのですが、珈琲とゆずって嗜好性が高い味なんです。つまり、他の味にくらべて万人受けしにくいという傾向があります。元々ういろう自体にも一定数の好き嫌いがある中で、さらに対象が狭くなる。ですので、また同じ結果になるんではないかと。
ただ、だからこそ、やるからにはお客さまに笑顔になってもらえる味を本気で作りたいと思いました。
ー確かに、過去に結果があるなら印象に残りますよね。山口さんはどうですか?
山口:私は昨年の4月に青柳総本家に入社しました。実は、CMソングは子供の頃聞いていたのですが、今、珈琲とゆずが売られていないことを知らなかったんです(笑)
過去にいろいろあったとしても、私にとっては、自分でレシピを考えた初めての商品なので、思い入れがとても強いです。
過去と同じ味であれば、それこそ過去と同じ結果になってしまう可能性があるので、今回の発売にあたり、フルリニューアルし、一からレシピを考えました。
ーそうだったのですね、実際に商品開発はスムーズにいったのでしょうか?
山口:これが結構大変で、、(苦笑)
香料の調整など、何回も何回も試しまして。試しては変えて、また試しての繰り返しでしたね。
珈琲のういろう
味だけではなく香りにも注目
ーすごいですね。どのような点に工夫されて試作されていたのか、ぜひ聞かせてください
後藤:はい、たとえば珈琲の場合、こだわるならやはり「スペシャリティコーヒーの粉末を使ったらおいしくなるんじゃないか」と考えたんですけど、いざやってみると、ういろうは蒸すから香りが飛んじゃうんですよね。
珈琲の香りをいかに残すかにこだわったんです。ういろうのおいしさも残しつつ、おいしいと感じる珈琲の香りをどう表現するか。珈琲らしくいくのか、それともカフェオレっぽくマイルドな感じでいくのかなど話し合いました。
昔の珈琲味のういろうは香りが薄くなっていました。僕は珈琲だからこそ香りが出たほうがいいと考えて試していきました。
山口:珈琲味のお菓子は嗜好性が強く、例えばブラックが飲める人、飲めない人、牛乳入れて飲みたい人など多様なんです。ですので、お菓子にするのは売りにくいって言われるんですよね。「飲み物を売るんだったらいいけど」というふうに。
他社で珈琲味の商品を作られている方に話を伺いに足を運んだりもしましたね。そこで伺ったのが、スペシャリティコーヒーは本当に繊細だから、蒸し時間とかに耐え切れない。一方、インスタントコーヒーのほうがお菓子として香りを楽しんでもらうにはマッチするケースがあるということでした。
ー用途に合わせたやり方があるんですね。
山口:はい、そうです。あとは味に関してだと、甘くしないでおこうと意識しました。
後藤:そうだね、ただ大事なのはういろう自体の甘さってところをちゃんと感じてもらえないとダメだなと。まずはじめにういろうの甘さがきて、その後、珈琲の香りが香るところにこだわりました。
ーなるほど。味はブラックコーヒーというよりも甘さもあるということでしょうか。
後藤:そうですね。口の奥のほうで珈琲の香りがして、口の中全体にういろうの甘さが広がるイメージです。
ー美味しそうですね、何と一緒に食べるのがオススメですか?
後藤:お客さまのお好みで楽しんでいただきたいのもありますが、牛乳と一緒に食べるのは、試してもらいたいですね。あとは、バニラアイスに珈琲のういろうを切ってのせるとかもオススメです。
他にも、珈琲そのものと、珈琲味のういろうも試してもらいたいですね。ブラックの珈琲を飲んでいて、少し甘さが欲しくてういろう食べる、それからまた珈琲が香るという(笑)。
好みはわかれると思いますが、珈琲好きの方にはぜひ試していただきたい組み合わせです。
和菓子の常識を逸したピールへのこだわり
「新ゆずういろう」の誕生
ーそれぞれ美味しそうです!変わって、ゆずはどうでしょうか?
山口:実は、ゆずのほうが社内からの不安の声が大きかったんですよ。ゆずのピールの量を、過去いれていた量よりも2倍、3倍と増やして試していたんですが、そんなに入れて大丈夫なのかと。
私はもともと和菓子ではなく洋菓子が専門だったのですが、ピールはたくさん入れたほうがおいしいだろうと思ってたんです。一方、和菓子はそんなにピールを入れすぎないほうがいいという考えだったんです。
最終的には、昔の5倍程の量に。しかも、砕いたりせずにそのまま入れています。最初はひたすら限界値を広げようと思ったんです。どれぐらい入れるとダメなのかと試していたら、どんどん限界を超えていけて、まだいけるなと。そして、ピールは多いほうがおいしいんじゃないかという結論に至りました。
ピールをそのまま入れているため、ちょっとピールの食感が入ってるのも個人的にはすごく好きです。
ー和菓子の常識にとらわれない、山口さんだからこそ到達したレシピだったんですね
後藤:納得できる味になりましたね。
食べていて味の変化があるんですよ、ゆずは。全体にピールがまんべんなく入っているのではなく、要所要所で入っていて、あえて、不均一さがあります。食べていく中で、ピールがないところもあれば、ピールのあるところを噛んだときにゆずの香りをすごく感じられる。だから食べていて、飽きがこないんです。
この変化をぜひ楽しんでもらいたいですね。
そして、珈琲と同じく香りがとても大事だなと、僕自身学びになりました。
ー味の変化、食欲をそそられます。ゆずのういろうについて、珈琲と同じくオススメの食べ方を教えてください。
後藤:そうですね。ゆずはゆずの香り・味がするようにこだわったので、お茶と合わせて食べるのは間違いないですね。紅茶にも合います。
山口:わたしは紅茶との組み合わせが特に好きですね。
ーありがとうございます。それでは最後に、読者の方へ一言メッセージをお願いします
山口:珈琲とゆずの2商品は、青柳総本家のポポポィの歌と一緒に、家庭のコミュニケーションツールになるような楽しみ方をしてもらえるとうれしいなと思います。親子間・世代間コミュニケーションの一つになればなと思います。
「青柳ういろう 珈琲・ゆず」を100名様へプレゼント
Twitterキャンペーン詳細
<応募方法>
(1)青柳総本家 公式Twitterアカウントをフォロー
https://twitter.com/aoyagi_souhonke
(2)応募期間中にキャンペーンツイートをリツイート
<実施期間>
2021年3月10日(水)~2021年3月19日(金)
<プレゼント内容>
抽選で「青柳ういろう 珈琲・ゆず」各1本(計2本)を100名様にプレゼント
※ご自宅に郵送でお届けいたします。
<注意事項>
・当選者様には、応募期間終了後7日以内に青柳総本家公式アカウントよりTwitterのダイレクトメッセージでご連絡いたします。
・当選発表は、ダイレクトメッセージの当選連絡となります。
・本キャンペーン応募後、通知期間が終了する前にTwitterアカウントのフォローを解除、また、リツイートを外された方は応募対象外となります。
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