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リナックスのペンギン ーー Just For Fun を読む①

今でこそペンギンといえばスイカのペンギンですが、その昔、ペンギンといえばリナックスのペンギンだった時があったのです。ない?

リナックス、それはOSの一つであり、英語ではLinuxとつづります。オープンソース、すなわち世界に無料公開されてるソフトウエアで、つまり誰でも使える、誰でも直せる。あら便利。たしかAndroidにもからんでるはず。

そんな便利なものをこりこり作ってどばっと世に出した20世紀最大に太っ腹な人物が、リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)。フィンランドはヘルシンキの出身、おうちの自室で趣味で一人でプログラム組んでたギークです。

その才能ゆえ、スティーブ・ジョブズにヘッドハンティングされたりしてますが、自由にリナックスを開発し続けたいんだーっていうことで、断っちゃってます。

このリナックスにはマスコットキャラクターがいまして、それがペンギンなのですよ。誰が呼んだか、名前はタックス(Tux)。タキシード(tuxedo)のことです。ほら、ペンギンて白黒で、礼服着てるみたいでしょ。で、リナックスのタックスは、こんな感じ。

いやなんでおくちとあんよが黄色なのよ、って感じですが、ともかくこれはペンギンなのです。誰が何と言おうとペンギンなのだ。

これにはもちろん理由があって、と言いたいところですが、そもそも誰が最初にペンギンにしようと言い出したのか、諸説あり、って感じでして、

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