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しらとりよ血潮の海よ雷神よ

この時期夕焼けが綺麗だ。夕焼けは秋なんだよな。『枕草子』が秋の夕暮れとか書いたからかな。夏の夕焼けもいいもんだ。石川セリの「八月の濡れた砂」の真っ赤な血潮だよな。

枕草子といえば、朝『光る君』を観たのだがまひろは出歩きすぎだろ!姫なんだから家にいるもんだろう。出かけるにも籠に載せられてとか?お前は弘法法師か、といいたくなる。あの時代の日照りとか雨乞いはしたんだろうな。雨降らないな。雨乞いの一句でも作ろうか?

しらとりよ血潮の海よ雷神よ 宿仮

しらとりは「鴎」かな。天の使い。血潮は赤潮。海をかき乱せという一句。

昨日も図書館で読書のあと、和歌山カレー事件の映画『マミー』を観た。もやもやを抱えたまま映画館を出た。それぞれの立ち位置によって、見え方が違う。保険金詐欺で裕福な暮らしをしていた夫婦に共感は出来ない。息子だったら辛いだろうな。長女は自殺していたのか?映画監督が法を犯してまで映画を撮るって意味があるのだろうか?とか(ゲリラ撮影とは違ってGPSを仕掛けるとか)。ただ「シルエット・ロマンス」が印象的で林真須美とダブってしまう。

スーパーでカレーを買って食べた。あまり関係ないと言えば関係ないのかな。ただ無実なのにある日逮捕され死刑とか不条理の世界だ。でも林真須美は牢屋で逆立ちとか出来るタフさがあるんだよな。手紙も。

今日の一首。

カレーの隠し味は
「シルエット・ロマンス」
媚薬なら
無罪放免

めちゃくちゃだな。

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