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韓国のキャシー・アッカー?
『野蛮なアリスさん』ファン・ジョンウン (著), 斎藤真理子 (翻訳)( 単行本 – 2018)
現代韓国最注目作家、「暴力の心臓部」を描いた傑作!
「私はアリシア、女装ホームレスとして、四つ角に立っている」
ソウル郊外の農村コモリに建設される大規模マンションを巡り、人々の欲望がどこまでも加熱する――凶暴な母と年老いた父、そして沢山の食用犬と暮らす少年アリシアの、たったひとりの戦い。
韓国日報文学賞、シン・ドンヨプ文学賞、イ・ヒョソク文学賞、大山文学賞、キム・ユジョン文学賞……数々の賞を総なめにする韓国最前線の女性作家が、強烈なイメージで描く怒りと敗北、そして無垢な祈りの物語。
韓国文学で今一番過激な作家なのか?韓国のキャシー・アッカーかなと。
『不思議な国のアリス』の文学的血縁の女装ホームレス・アリシアが迷い込んだ韓国の現実世界。韓国の土地と血縁世界の崩壊(宅地開発とモンスター・マザー)の中で犠牲(生贄)になる子供。それでも弟や親友であるコミとの交流の中に愛の萌芽はあるのだろうか?犬の話。喰われる運命にある弟が可愛がっていたいた犬は幻影の中で逃がすことが出来たのだろうか?
チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』を受け継ぐ新世代文学(2018/08/04)
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