見出し画像

英国版「パパと呼ばないで」?

『aftersun/アフタサーン』(2022/ イギリス)監督: シャーロット・ウェルズ 出演: ポール・メスカル/フランキー・コリオ/セリア・ロールソン・ホール

11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親・カラムとトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、ふたりは親密な時間をともにする。20年後、カラムと同じ年齢になったソフィは、懐かしい映像のなかに大好きだった父との記憶を手繰り寄せ、当時は知らなかった彼の一面を見出してゆく......。

イギリス映画なんでアメリカ映画のように派手な事件が起きるわけもなく、粛々と父と娘の夏休みを記憶していく映画。「想い出の夏のパパと呼ばないで」というような映画。離婚して子供と離れている人は号泣映画かもしれない。日本人にはベタベタしすぎる感じ。特に父と娘だから近親相姦なんてことも想像してしまう。イギリスではあの感じなのか?最近の日本も今の世代はそんなもんかもしれない。それと父親があんなに娘から好かれているなんて不思議だった。思春期は父親の臭いだけで嫌うものと思っていたが。思春期前ということなのかもしれない。

注目すべきは音楽の使い方かな。1990年のあの夏というようなUKミュージック。以下のサイトに詳しい。

父親が危なかっしいのだ。それだから離婚されたのかもしれない。娘の方がしっかりしている。やっぱ子を持つ親の気持ちがわからないのかもしれない。書簡体小説(批評)で娘と父の関係について、興味が出てきたんで観たんだけど。今の父娘って、あんなにべたべたなのか?もう一本観た『クリード過去の逆襲』もけっこう娘とベタベタだった。こっちは完全に思春期前だけど。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?