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落語入門漫画

『昭和元禄落語心中(1)』雲田はるこ

満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎(よたろう)。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲(やくも)がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!? 昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!

WOWOWで2月からオリジナルドラマ『にんげんこわい』がはじまるっていうんで、noteに落語本が紹介されていた。その中のコミックがこれでKindleの読み放題で読んだわけだ。サクッと読めて面白い。いろいろ落語の知識もためになるかどうかはわからないけど落語は楽しそう。実際に寄席はなかなかいけないだろうからYou Tubeで落語を楽しみたい。世の中便利になったもんだ。笑っちゃうね。なんだ、アニメもあるのか。世の中知らないことばかり。

『昭和元禄落語心中(2)』

惚れ抜く八雲師匠の芸だが,オイラにゃできねぇ、気づき始めたこの与太郎。小夏の父ちゃん・亡き助六のすげぇ落語に取りつかれ、迎えた師匠の独演会、やっちゃいけねぇヘマをした。破門と言われた与太郎と、与太をかばう小夏の二人に、師匠が語る約束の噺たぁ……!? 与太郎放浪篇から八雲と助六篇へ。「長ぇ夜になりそうだ――」

戦時で落語も規制され、満州での慰問落語。NHK大河ドラマ『いだてん』で見たような。こっちの先だけど。あっちは志ん生だった。そこで『昭和元禄落語』のモデルは誰なんだろうと考える。一人は談志だろうな。そうなると、もう一人は二代目志ん朝か?それほど落語には詳しくないんで有名どころしかわからない。ただ型破りな助六は談志の面影を感じる。

『昭和元禄落語心中(3)』

昭和最後の大名人・有楽亭八雲が弟子の与太郎に語って聞かせる、亡き友・助六との約束の噺とは……。――貧乏どん底二人暮らしの菊比古(後の八雲)と助六。遊び暮らしてるのに、冴えた芸をみせる売れっ子の助六に、菊比古の焦りは募る。ところがそんな菊比古にも、芸の目が開く時やって来る。そしてついに二ツ目から真打へ。上り調子の芸とは裏腹に、菊比古と助六の関係は変わっていく。また、菊比古とみよ吉の間にも……!? 八雲と助六篇、波乱必至!

このまま最後まで読むか悩む。その時間他の本を読めなくなるから。もうだいたいのストーリーは読めた感じ。ライバル物語であり、友情物語であり、恋愛物語であり、芸の物語。広げ過ぎか。芸の物語の部分が一番気になるのだが。落語「居残り佐平次」。とりあえず、ここまでにして。



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