『源氏物語』の「もののけ」は当然の感情である。
『源氏物語 A・ウェイリー版2』紫式部 ,アーサー・ウェイリー(翻訳),毬矢 まりえ(翻訳),森山恵(翻訳)
橋本治『窯変 源氏物語』と平行して読んでいるので、橋本源氏に比べてすいすい読める。鏡餅が「ミラーケーキ」とか、「ゴセチ・ダンサーズ」(舞姫か?)とか英訳が相変わらず面白い。花や鳥などは日本のものよりもイギリスで馴染にあるものに替えていたりして興味深い。鶯→ナイチンゲール、葵→向日葵とか。とくに和歌などは噛み砕いてイギリスのわかりやすいものに喩えていた。
和歌は英語