無題な理由(年末によせて)

今年はいつもとひと味ちがった
感謝の思いがあります。

描きためた絵を一般の方に
見ていただく機会が何度かあり、

そこに纏わる方たちとの出会いがとても
ひりひりに刺激的であり、

ちいさな心臓のわたしは
目を白黒させながら、

酸素を吸うのを忘れないようにしながら、
受けとったインスピレーションを
ぼろぼろこぼしながら、

やっと、年末を迎えた、
そんな一年でありました。

波長があうひとと、あうときに、
あえるってとても素敵。
うまく 歯車がかみあうような。

波長があわないひとと、あわないときに、
あえるってとても魅力的。
アレルギー反応から浴びる水も
舐めてみたら思いがけず甘かったりする。

わたしの活動の喜びは、
対価をいただけるのも、
ありがたいのですがそれよりも

不器用な自分が
絵描くことを通じて
「素のわたし」で
人と交流できることなのではないのかな、と
最近思います。

涙がでてきそうです。
これ以上はやめます。

臆することなく膜のそとへ行ってみる。
ぬるい泥をつかんでその手で、
色にさわってみたいのです。

ほんとうにありがとうございます。
光をくれてありがとうございます。

また会えますように。

ao to iu_ (あおという・絵描き)