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SNSの裏側・時代の転換点だからこそ知っておきたいFOMOについて

こうした謳い文句にモヤッとすることありませんか?

AIでなくなる仕事〇選!
○○はオワコン!?これからは○○を知らなきゃ損!
まだやってないの?○○の正解

焦る気持ちになったり、気になる心を刺激された感じがしたり。

私はずっとSNSが苦手でした。その理由は争いや競争には近づきたくない性格なので、誰かが誰かを批判していたりするのを見ると怖く感じてしまうということ、そして上記のような謳い文句に心を乱されるのも嫌だからです。

だけど、最近はそういった自分が感じていたSNSのマイナス面が気にならなくなっています。

自然とそうなったのではなくて、今日この記事で言いたいことを知ったことがきっかけです。

私はひとり起業家さんをデザインでサポートするという仕事をしているので、この記事も起業家さんに向けて書いています。

特にオンラインやSNSが苦手な人に向けて。

これを知ることでどういったことが期待できるかと言うと、

  • 感情についての理解が進み、人の気持ちが想像しやすくなる

  • お客さん視点ではなく経営者視点も持ち合わせることができる

  • マイナス面ではなくプラスの面に気づくことができるようになる

他にも各々の状況や状態によって異なる良いことがあると思います。

一人で起業している方が安心して活動できるようになることを願いながら、避けることのできない人間ならではの部分に切り込んでいきます


私たちの欲求の発生場所は「なくなることへの恐れ」に集約できる

多くの人は何かしら悩みを抱えて生きていると思います。

大小サイズ感は違っても、悩みと言うより希望と言えるようなものであっても、その裏には「なくなるかもしれない、失うかもしれない恐れ」があるために悩みや希望といった形で欲求を持ちます。

例えば、朝早く起きられない、早く起きられるようになりたいという場合

「朝早く起きられないんです、だから早く起きられるようになんとかしたいんです!」という表面的なものは誰もが理解できます。

ただ、こういった悩みと希望が出てくる根っこには、他の理由があってそれが「なくなるかもしれない恐れ」のことがほとんどです。

例えば、仕事に遅れてしまうことになれば信用を失うかもしれない。

起きれないことでメイクに十分時間をかけられずそんな姿で出かけることでチャンスを逃し損するかもしれない。

タクシーを使う羽目になって不必要な出費でお金がなくなるかもしれない。

表面的には朝起きられないことを言っていて、それを悩みと認識していても、その発生場所は恐れを回避したいということに起因しています。

これを聞いていい気分になる人はいないと思うので、このあと救済措置について話しますが、こうした人間のどうしてもそう反応してしまう部分を知っておくと、間違った悩み方や解決方法を探さずに済むのではないかなと思います。

例えば、急にお腹が痛くなって、「あたたたた」と腕でお腹を抱えて前かがみになりながら痛みの原因が分からないとかなり不安になるところ、

痛みの理由が「朝食で食べたくだものたっぷりのせたヨーグルトときんきんに冷えたオレンジジュースを飲んだからだ!」と思い当れば、冷静になるし、原因が分かっているのでそれ以上不安視することをしなくなります。

なので、恐れをなくそうとする必要はなく、気づくだけで充分です。

恐れの反対にあるもの、それは愛

さて、恐れの反対にあるものの話をします。

それは、愛です。(なんかCMみたい)

さきほどの朝起きられないという悩みの例で話すと、

仕事に遅れてしまうことになれば信用を失うかもしれない。
この恐れの裏を返すと、仕事に対して責任を持とうとしている自分の姿が見えてきますよね。

子どもが宿題をせず、テレビを見続けていてイライラ。自分の思い通りにならないことへの苛立ちは子どもに理由があるのではなくて、子どもに対してイライラする私がこのまま子育てを続けていてはこの子も私も明るい将来はないと感じてしまうため。
その裏にはお子さんと自分の将来を案ずる愛があります。

怒りの裏にも愛があります。
楽しみにしていた旅行、ところが友人から突然キャンセルされてムカついたとしたら、表面的には旅行ができなくなったことへの苛立ちだと認識すると思いますが、実は、キャンセルにかかるお金のことだったり、旅行よりなにか他のことを優先されたことに対して自分の心を守るためだったりするのです。

恐れと愛はコインの裏表みたいになっていて、どちらがどうというものではなく同じもの。どちらから見るかで見え方が違うだけです。

なので、人はどうしてもなくなることへの恐れを持っちゃうんだなということ、そしてその裏には愛があるんだなと分かるとだんだん悩めなくなります。

悩めなくなるけれど、全くなくなることはなく、私の経験的にはジャンルが変わるという気がします。

前までは結婚やパートナーシップについて悩んでいたとしても、結婚したらそのことは自分の中で旬が過ぎて、今興味のあることに移動するという感じ。

自分の中でその時々の価値の優先度が高いものについて恐れと愛を発生させながら生きているのかなぁと思っています。

悩みが出てきたときは「今はこれかぁ」という感じで付き合っていけると学びと成長がおまけでついてきます^^

さて、なくなることへの恐れとほぼ同じ考え方で、特にSNSというジャンルで発生する恐れについて最近知ったので、それについてもシェアします。

見逃すかもしれない恐れ、FOMOについて

FOMOって聞きなれない言葉だと思います。

Fear of missing outの略になるんですが、意味は見逃すことへの恐れ、取り残されることへの恐れ、チャンスを逃すかもしれない恐れなどと言われます。

インターネットで情報が溢れる時代、ものすごい速さで新しい情報が行き渡るようになったので、自分にとって必要な情報を見逃していないか、知らないことで損するのではないか、見逃していることで将来大変なことになるのではないかと言う思い込みが自然発生してしまう環境にあります。

2022年の11月にChatGPTというAIツールが公開されたあと、AIに関する情報やノウハウ、新しいサービスについての発信をたくさん見るようになりました。こうした謳い文句と共にです。

AIでなくなる仕事〇選!
○○はオワコン!?これからは○○を知らなきゃ損!
まだやってないの?○○の正解

これにモヤッとしてどうしても気になってしまうのは、私たちが見逃すことへの恐れを持っていてそれを刺激されるからです。

こうした謳い文句に対して良い悪いという評価をくだす必要ないかなと思っていますが、反応が起こる理由は知っておくと心穏やかにいられるのではないかと思います。

世の中の広告や情報のほとんどはこうした人間の自然に反応してしまう部分を刺激して、行動するように考えられています。

それによって購入が起こり経済を回すことにつながったり、情報によって人生が前に進むことや、モチベーションが保てる場合もありますよね。

ただ、注意したいのは恐れによって行動し続けていると自分を苦しめることになるので気を付けて欲しいです。

例えば、本当は気が進まないけど、「みんながやっているなら自分もやったほうがいいよね。」みたいな決断の仕方だと他人の言動に振り回され、自分を生きている感覚からは遠のきます。

FOMOを知っておくことによって、なんか焦ったり、慌てる気持ちになったら「あ、これFOMOだな。」と自分で気づけます。

私自身は、気づいた上で「おー刺激されてるなぁ」と思いながら、その恐れのままに決断することをやめて、自分がワクワクできる視点で見直すようにしています。

煽られたままじゃなくて、煽られることを利用して新しい学びや自分の糧にしてしまう。

今は特にAI、AIと騒がれていて恐らくこの分野では時代の転換点にあります。

スマホと同じように誰もが日常で使うようになるはずです。

私は新しいもの好きなので、何ができるんだろう?とワクワクしていますが、オンラインが好きじゃない方にとっては眉をひそめたくなる状況かもしれないなぁと思います。

中には、FOMOをより刺激してくるタイトルもついているからこそ、そういうものを見かけても、心理的にそういう状態になることは明らかになっているので、それを踏まえて状況を俯瞰してもらえたらと思いました。

AIについては今後どのように展開していくか私には分かりませんが、今思うこととしては、個人の体験や感じていることはAIには表現できないと思うので、自分のひらめきを大事にしたり、できる限り恐れよりその裏にある愛に注目して引き続き、びっくりしたり怖がったり、面白がったりふざけたりして自分を生きていこうと思っています。

人間のどうしてもそのように反応してしまう部分を、情けないと捉えたり、劣等感を感じる方もいるかもしれません。

私も、人間って・・・(ため息)
と思っていた時もありましたが、今はどちらかというと面白いなぁと思っています。

ひとり起業家のあなたもお客さんの心理を考える場面が多いと思いますが、自分のことを知ることでより他人を理解できるはず。

恐れと愛、どちらからも見れるようになるともっとビジネスが楽しくなります^^

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