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自分を操る超集中力 読書感想文

読書感想文第2弾はDaiGo著「自分を操る超集中力」。
集中力ないなぁ、集中しても長く続かないなぁとずっと思っていたので、この本に出会えてラッキーだった。
集中力をコントロール出来れば時間の密度が変わる。さぁ、書いていこう。

究極の集中力を手に入れるには

1つのことにフォーカスして、1つずつ着実に習慣化する、そして短時間集中
まず、集中力というのは、1つのことに注意を向けること。つまりシングルタスク。人は元々マルチタスクが苦手だし、脳に負担がかかる。
だから、「集中しよう」とするよりも、「他のことをしない」ということが、集中力を上げる一番の方法。
習慣について詳しくは後述するが、集中力を必要をする行動を習慣化することで、他の行動に集中力が使えるようになる。
そして、「できる人」ほど、長時間集中しているように見えて、短時間の集中を繰り返している。元々人間の脳は集中を持続させないようにできているため、うまく休憩を挟むことで、短時間の集中を繰り返している。短時間だから疲れない。疲れないからこそ集中状態を繰り返せる。

集中力の源 ウィルパワー

次に、集中力の源について。それは、思考や感情をコントロールする前頭葉にあり、「ウィルパワー」と呼ばれている。
ウィルパワーには一定の量があり、集中力を使うと減っていく。そして、ウィルパワーの出どころは1つしかない。つまり、仕事やプライベートなどの区別はない。
だから、「仕事が行き詰ってダイエットが続かない」や、「家族とギクシャクしていて仕事に集中できない」というのは自然なことで、ウィルパワーを消耗してしまって、脳が急速を必要をしている状態なのだ。

ウィルパワーを高めるには、総量を増やすか節約するしかない。

ウィルパワーは、選択や決断で減っていくので、迷えば迷うほど「決断疲れ」をして後回しにしてしまう。
お店でほしい物をあれやこれや迷ってるうちに、決められないからまた今度にしよー。は、まさにそれ。
一つ一つ何かを決めていくことでも少しずつ消耗していくため、それを回避するには即時即決が有効。
そこで習慣化。スティーブジョブズが毎日同じ服を着ているのはウィルパワーを節約するためなんて話も。
行動を習慣化することで、今まで動作に集中するために前頭葉を使っていたのが、小脳を使うようになるため、ウィルパワーの消費を減らすことが出来る。
1日を通して集中できる人は、この習慣化の力を使っているため、ウィルパワーの消費を抑えて集中しているのだ。
集中力が続かないという人ほど、その都度目の前の作業に集中して向き合っているので、ウィルパワーの消費が激しく、エネルギー切れで集中力が続かない。
脳は、行動することで疲れるのではなく、小さな意思決定の連続によって疲弊していく。
なので、作業を上手く習慣化することが出来れば、ウィルパワーの消費を抑えて処理できるようになる。

高い集中力を生み出すために

本書には集中力を高める方法を7つ紹介しているが、自分の中で重要だと思った3つを紹介しようと思う。

姿勢

まず一つ目は姿勢。姿勢を良くすると、血流も良くなり前頭葉の機能が活性化すると言われている。長時間座って作業する場合は、15分に1回立つだけで、血流改善と集中力のリセットが出来る。

運動

次に運動。20分程度の軽い運動後3~4時間は認知能力・集中力・考察力が高まる。運動する習慣には、脳そのものを強化し疲れにくくする働きもある。「脳を鍛えるには運動しかない」という本や、「運動脳」という本もあるくらい運動は健康にも脳にもいい。

瞑想

3つ目は瞑想。瞑想には、集中力・注意力・感情のコントロール力が強くなるなどいいことづくし。短い時間からでも、継続することで効果が出てくる。

まとめ

マルチタスクをすることで、脳に負荷がかかり、思い通りに物事が進まない焦りと不安が時間の感覚も狂わせる。(時間汚染)
大事なことは、シングルタスクを意識すること。集中力は長くは続かないから、休憩を上手く使い短時間集中を繰り返すこと。そして、行動に習慣化を取り入れることで、必要なところに集中力が使えるように備えること。
姿勢・運動・瞑想は集中力アップにつながるため、日常で取り入れていこう。
集中力をコントロールし、心にゆとりをもって1つ1つ丁寧にやっていけば、集中力が上がって生産性も上がる。するとさらに時間に余裕が生まれるというサイクルが出来る。
目指せ、超集中力‼


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