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信じて任せる、黒子になる

おはようございます。
ドラム型洗濯機問題にとうとう決着をつけてきたヒミツキチ森学園のあおです。

さて、今日は「信じて任せる、黒子になる」というお話をさせてください。

日曜日はヒミツキチ森学園のお話。


大成功だった海の運動会を終えて



10月7日に開かれた第3回海の運動会は大成功だった。
晴天に恵まれて13種目を自分たちでやり切った子どもたち。
最後のKUMITAI SHOWでは、本気のショーをみせて、涙や拍手を浴びて、心から嬉しそうだった。
無表情で踊り切る演技じゃなくて、いい笑顔で踊り切る子どもたち一人ひとりの育ちは、本当に嬉しい。

Facebookにも次のように書いた。

ヒミツキチ森学園3度目の海の運動会。
自分たちで企画・運営した13種目の最後は、組体操×ショーを合わせた「KUMITAI SHOW」。
息を合わせた組体操に、一人ひとりの得意技やダンス、バレエ、体操のソロパート、そしてミュージカル風のダンス。
一つひとつを自分で考えたからこそ、ワクワクしながら練習し、観る人を魅了するんですよね。      
親チームがくれる声援を力に変えて、本番でさらに輝きが増していく…20年近く先生をしているのですが、本番でこんなに伸びる子どもたちを見たことがないんです。
すごいなぁ。
最後の曲はグレイテストショーマンの「this is me」。     
「これが私よ」を体現した子どもたちのかっこよさ、痺れました!
運動会後のみんなのやり切った表情も、子どもたちと海で交わした言葉も、親チームのみんなと話したことも、素敵な時間でした。
昨日のあの光景は、きっと10年後、20年後も忘れないと思います。きっと死ぬ時も思い出す気がする…
そんなキラキラした海以上に、子どもたちが輝いてた運動会でした!

facebookの投稿より


自分たちで種目を考え、チームも決め、内容も固めていった運動会。
だからこそ、伝わるものがあるのだろうと思う。

そして、地域や町内会の運動会のように、お菓子食い競走があったり、砂山づくりがあったりのゆるさと、リレー、相撲、ビーチフラッグスなどの真剣さと両方があるのも、ボクたちらしい。

海の運動会、本当に大好きだ。


自分自身の振り返りから出てきたもの



そんな運動会の振り返りをしたときに、ん?と立ち止まったことがある。
それは、ボクが出過ぎていないかということ

4月から必死になってここまで走ってきたけど、必死になることで、何か失っているものがないかということ。
運動会の審判をしながら、この審判も子どもたちがやったらいいんじゃないかと思ったこと。

自分たちで準備してきて、自分たちで当日運営している部分は確かにあるけど、当日は競技に集中してほしい部分があり、手助けをたくさんしていた。

種目のルールや中身についても、ボクのチェックを受けることにしていたけど、果たしてこのチェックはいるのだろうか。

そんなふうに立ち止まって考えてみる。

うーん。
ここも手放してもいいのかもしれないなぁ。

ボクは場がより良いものであったり、子どもたちの作ったプロジェクトが成功することを願っているけど、そのためにお膳立てし過ぎてしまうと、逆効果になってしまう。

最後はあおちゃんがなんとかしてくれる…
そういうマインドを持って育ってしまうと子だと、「自分のどまんなかで生きる」とは遠くなってしまうんじゃないか。

うちの学園にいる意味があるのだろうか。


4月からというのは、今年度は、グループリーダーも新しい相棒が入ってきたし、1年生の入学者数も多めだった。

でもそれすらも、3学年一緒のクラスの力を借りれば、子どもたちはきっと超えていけるはず。


ボクが手をかけ過ぎていたのか。
ボクが出過ぎていたのか。

そんな違和感を、今、持ち始めている。


試しに手放してみた



今週の木曜日、金曜日は、敢えてそこを手放してみた。
ハロウィンパーティーは、子どもたちが立てた年間計画に入っていて、行う予定だったのだが、今回は全て子どもたちに任せることに。

ボクのチェックもいらないし、時間配分も任せる。
「失敗してもいいからやってごらん、もちろん手伝うし、協力はするからね」
としてみた。

するとこんなことが起こった。

学園の子達と運動会の打ち上げ。
本気だから乾杯で笑い合えるいい時間。
その前にお世話になってる方の愛犬の死に触れる。
ポツリポツリと思ったことを対話の場に置いていく。
催しは楽しいことばかりじゃない。
こうやって大切な誰かの悲しみにも寄り添う。
ある子がポツリと話してくれた
「生き物を飼うことにはきっと責任があるよね、その重さがきっとある」
と話してくれたことに、じわり。
あぁ、ちゃんとこういうことにも向き合るようになったんだなぁと、成長を感じた。
今日のハロウィンパーティーの学園サークルでは、
「そっちの意見でもいいかな」
と自分の考えを引っ込めた3年生に、
「今、本心で話してくれてる?もし願いがそこにあるんだとしたら、それは伝えてくれた方がいいよ。」
と5年生が優しく聞いてくれていた。
「大丈夫、自分の本心で話してるよ。」
と応えていた。
運動会を越えて、また一つ優しく、強く、自分たちでできることが増えている。
もっともっとボクは黒子になろう。
きっとこの子達は、どんどん想像を超えていく。

facebook投稿より


任されたら、子どもたちは変わっていく。
そんなことを実感することができた。

大丈夫、子どもたちはもう十分に成長している。だから自分はもっと黒子になることを意識したい。

それが、きっとまた子どもたちの次の成長につながっていく。


友人のたいち先生が編著した本が発売されました。
良かったらどうぞ!


それでは今日も良い1日を!

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