(詩)夢列車

桜の季節の寝台列車は
夢列車
きみの夢を乗せ
東京へと旅立つよ

銀河から地球へと
舞い降りる流星は
夢列車
今地上のどこかで
生まれた生命へと
そっと静かに
宿ってゆくよ

そして地球から
銀河へと帰る流星も
夢列車
今地上のどこかで
眠りに就いた生命から離れ

銀河に辿り着いたら
しばらくぐっすり
おやすみするよ

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