夏の日の少年

夏の路を歩いていたら
ひとりの少年が
後ろから歩いて来た

汗びっしょり
半ズボンに青い水筒
虫取りあみとかご

しばらく少年は黙って
わたしの後について来た
話し掛けようか
迷っているうちに
いつのまにか
少年はいなくなっていた

もしかして
少年の日のわたし

この記事が参加している募集

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?