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モラハラ男のトラウマを癒すメンエス嬢加恋のキャラクターはどうやって生まれたか

ウォーカープラスにて隔週火曜日連載中の
「メンエス嬢加恋・職業は恋愛です」
第2回目です。
どなたでも無料で読めます。


インタビュー記事だけでも読んでいってください!

https://www.walkerplus.com/article/1191143/?s=09

1話完結なのですが前後編に分けていますので、
つまり今回が第1話の後編、完結編です。
(ややこしいけど、そのうち慣れる!)

広告が入ったりするし、普通のマンガと比べて
読みにくくてストレスなのですが…

連載終了したら電子書籍になる(かも)ので
そのときに改めて読んでくだされば嬉しいです。

加恋のキャラクターが生まれたきっかけ


この連載が決まる前に長編読みきり
「妻がメンエス嬢になりました。」を描いて
noteやKindleインディーズマンガで発表していました。



このお話では、自信がなく自分自身を人形のように感じていた
(感じさせられてきた)
主婦よしえが一変して自分で生きていく力をつけるために
メンエス嬢になってた、という内容でした。

ところで…

マンガの描き方として、
「主人公を魅力的に描こう」とかって
よく言うけど、じゃあ「魅力的」ってなんなのさ?
て思うことありませんか?

ただかわいいだけじゃだめ。
強いだけじゃダメ。
正しいだけじゃ最もダメ。

要は人間らしさだと思います。

かわいくもあり、醜くもあり、
優しくもあり、強くもあり、弱くもあり、ズルくもあり、
エロくもあり、正しくもあり、愚かでもあり…

そういうキャラクターが人間らしいんじゃないかな
って思います。

私はドラマが好きなので、
人間が人間を演じている俳優さんを見るのが好きです。

漫画は架空の、紙の上にしか存在しないのですが、
頭の中では、誰かが誰かを演じているような
ドラマを作り出すような気持ちで描いています。

そこで私がよく使う方法は、
脚本家がよくやる「当て書き」です。
私も脚本家のようにイメージにぴったりくる俳優さんを
想像しながら演じさせてみるような気持ちで
描きます。
もちろん想像だし、
私が自分勝手に描いてるだけなので
ギャランティは発生しません(笑)

「妻がメンエス嬢になりました。」の時に
イメージしたのは、
芳根京子さんです。

一見、おっとりふわふわしてそうな印象もありながら
実はものすごい根性のある女性…
だと思いました。
ビジュアルも、めっちゃ美人なのに、
美人風の雰囲気をあまり出してないように感じます。
そういうところが、普通の男に
「俺でもなんとか落とせるかも」と勘違いさせてしまうような
気がします。(個人の意見です)
あと、ちょっと影があるような、暗さもある女性を
描きたいと思いました。

…と、まあこんなふうに
私のやり方なのですが、
ストーリーがだいたい決まってから
「あともう少し何か加えたい」「何かが足りない」と
感じたときは
「このキャラをこの俳優さんが演じたらどうなるかな」と
イメージしてみると描きやすくなります。


そして、今回の連載のメンエス嬢は、
「妻がメンエス嬢になりました。」を下敷きにしながらも、
1話完結の連載なので、
キャラクターを考え直さないと描けそうに
ないな…と感じていました。

そこで、担当の編集者さんが
最初の打ち合わせで、
「浜辺美波さん!」
と言ってくれたのです。

浜辺美波さん!
そうそう!
それだ!

と、ピンと来ました(笑)


かわいいしキレイ。
決して媚びない。
芯があって強い女性。
ほどよくエロいけどエロすぎない。
男女関係なく惚れてまいそう!

ってイメージじゃないですか?

それでメンエス嬢加恋のキャラクターが
決まりました。

(似てる似てないとかってことじゃないですよ、
あくまでも、私が描きやすくなるかどうかです)



と、いうわけで…。

今回はキャラクター作りのちょっとしたコツも
紹介してみました(笑)


今回の第1話はパワハラモラハラ男を癒すという
話でした。

これはインタビューの中でも答えてるけど、
第1話なので、まずは加恋の自己紹介という感じです。

第2話はイケメンなのに自信がなく自己肯定感が
低すぎる男の話です。

5月7日公開予定です。
読んでいただけたら嬉しいです!
よろしくお願いします!




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