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初めてのサークル参加~当日編~


9月から長々と更新してきた「初めてのサークル参加」シリーズ、ついに完結編です。
もう少しだけ、お付き合いください。

そして、当日がやってきた

朝9時。売り子を依頼した友人と有明ワシントンホテル前で待ち合わせ。
手荷物はキャリーバッグと同人誌が入るくらいの大きめのトートバッグ。
キャリーバッグにはサークル参加に必要な荷物しか入れず、泊まりの着替えとか諸々は有明ワシントンホテルの宿泊者専用ロッカーに入れた。
チェックアウトしても24時までなら使えるので、大変ありがたい。

目の前のビッグサイトを目指して人の流れに沿って進んでいけば、簡単にサークルスペースまでつくことができた。友人と今日は見れないニチアサの話をしながらだともうあっという間だった。
一度、一般参加した頃に来たことはあるが、ここまで大きな空間だっけ……?と展示場の天井の広大さに驚いた。

スペースを作る

さて、ここからはいい感じにサークルの設営をしなければならない。
ゴミ袋は小さめのレジ袋サイズも持っていったが、デカいのだけで事足りた。次からはデカいのだけ持って行こうと思う。

敷き布を机に敷き、本を並べ、用意した値札を机の上に建てるだけでそれっぽくなった。
お品書きは、家にあったインテリア用のイーゼルに立てた。
なんか寂しいので、小さめの段ボールを壇にして、ぬいを置いたりもした。
今回は見本誌をスタンドに立て、会計の時に本を渡す形にしたが、会計がやや手際が悪くなってしまった。

こんな感じでした
あこがれの「設営完了」

ペーパーやノベルティを置いたら、思ったより机上が手狭になってしまった気がするが、大体形になったと思う。

開会

サークル側ではじめて経験する「只今より、開会致します!」の拍手を聞くのは「ああ、イベントに出ているんだな私……」としみじみとした。

最初は不安も大きかったが、人が増えていくことでだんだんと気持ちも盛り上がってきた。

私の参加してたオンリーの島は、元気だった。
当たり前だけど見渡す限りの推しジャンル。サークルチェックは軽くしていたが、欲しい本が増え過ぎて何度も買い物に立ち上がっていた。
基本的に通り過ぎるレイヤーさんや推しグッズで固める参加者さんを見ているのも、とても楽しい。気づいたら時間が過ぎていた。

「誰も買いに来なかったらどうしよう」と不安だったが、すぐにそれも吹っ飛んだ。
サークルチェックして買いに来てくれた方、「pixivで見たことあります!」と言ってくれる方、見本誌を手に取ってそのまま購入してくれる方、様々だった。
売れたとか売れてないとか関係なく、手に取ってもらえることで自分の作品は必要とされているんだ、と大きく実感した。

撤収、お疲れ様でした

14時ごろに人も減ってきたな、と思った頃に片付けに取り掛かる。
売り子の友人がいてくれたので、作業分担しながらスムーズに作業が進んだ。
セルフ出荷の伝票を間違って剥がしたりなどのアクシデントもあったが、スタッフさんも対応してくれた。お疲れ様です、ありがとうございます。

撤収後はビッグサイト内のレストランでカレーを食べて、会場を後にした。
その日のうちに飛行機で帰るので、深いアフターはできなかったがこれでも十分だ。

おつカレー様でした

サークル参加してわかったこと・良かったこと

ジャンルの活気

こちらの記事の前半にも書いてあるが、今回参加したジャンルは、ゲームコンテンツが全て終了してから初めて迎えるオンリーだった。
そんな逆境にある中でも大変賑わっていた。
まだ、ここに作品が好きな人がいっぱいいる。どうなるかわからなくても未来はあるんだな、と強く思った。(それはそうと版権元には思うところありまくりではあるが……)

参加後の御礼メールに記載されていた参加サークルの多さに驚き、今でも根強いファンがついていることを知りとても嬉しくなった。
コンテンツの形は変わるが、願わくばこれからも、盛り上がって欲しい。

自分の強みがわかった

漫画本やイラストノベルティを手に取ってもらった時「かわいい!素敵!」と言われることが多かった。
「かわいい」が私の強みなのかもしれないし、長所かもしれないと、自信が持てた。このまま伸ばして大切にしたいな、と思えた。
(小説に関してはまだ客観的な目線が来てないのでよくわからないままであるが)
自分の創作物に関して自己肯定感がベショベショに低かったが、こうして手に取ってくれる人がいることでここを伸ばしたい!と思えた。
もし、自分の創作物に自信が持てないのなら、イベントに出ることは個人的にはお勧めしたい。もちろん「無理せず」で。

本の部数

次回はこのくらいにしよう!て目安が、大体わかった。
今回初めて出した小説本はあまりにも多すぎたので、次回からは控えめにしよう!ていうのも出なければわからない。
こればかりは慣れと経験……という先人の言葉は大変に説得力しかなかった。

反省点・課題

ポスタースタンドは卓上でもあったほうがいい

「まぁ両面テープで机に貼る感じでもいいやろ」とスペースの机にポスターを貼ったが、卓上でもA4のポスタースタンドがあれば上への視線誘導しやすいので埋もれずに目立つなと思った。
ケチらない方が良かった。

サークルスペースの装飾は控えめに

本が少ないので何か飾ろうと思ったら結構スペース足りなかった。本末転倒。
次回からはスペースの装飾が少なくてもいいかも。

作品を定期的に出す

元々、私は二次創作でも一次創作でも作品も頻繁に投稿するようなタイプでもなく、完全に初見で今あるコミュニティの中で初めましてで飛び込み参加したような人間だ。
4月のオンラインイベントに出た時以外はコンスタントに作品を出すことをせず、正直言って得体が知れない謎の作者だったのかもしれない。

何かしらweb公開などの定期的なアウトプットをすることの大切さを、噛み締めた。
それでも見本誌を手に取って購入を決めてくれた人や、前から欲しかったです!と言ってくれた人もいた。
購入してくれた方には本当に、感謝の思いでいっぱいだ。

終わりに

イベントって参加するとまた出たくなると先人は言っていたが、まさにその通りだ。
本当に楽しいし、軽率にまた出たくなる。
だがしかし、地方民というハンデがあるため頻繁に出られないというもどかしさも抱えている。
コミケ参加も家庭の事情的には難しいため(盆と正月の帰省を強いられているので……)、今回のような女性向けメインのビッグサイト・インテックスのイベントに、今後は年に1回のペースでは出てみたい。

現在は、次のオンライン同人イベント用の新刊を執筆している。今回イベントの終わりに思い立って参加を申し込んだものだ。

ジャンルの熱を絶やすものかと始めた同人だけど、これからも、マイペースに続けられればいいなと思う。

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