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怒りの感情に対する向き合い方

「嫌われる勇気」を読んでから、私の思考に少しだけ変化が訪れた。
読んだ時の感想はこちら▼


特に変化を感じているのは、自分の中で湧き上がる「怒り」に対する処理。
本書の中では「感情」というものに対して、
目的に沿ってでてくるもの、と定義している。
つまり、「カッとなって怒鳴った」という行動は
「怒るという感情が原因で怒鳴った」のではなく
「怒鳴る(怒鳴りたい)目的(=相手を威嚇したい等の目的)
 があったから怒鳴った」
ということになる。(と私は理解している)

仕事をしていると特に、私の中で怒りの感情はしばしば顔を出す。
その感情をただ受け入れてどこかで愚痴ったりしていた私だが、
最近は「この私の怒りの目的はなんだろう?」と考えるようになった。

今日も、あるものに対して
「これ、なんでこうなんやろ。こうしたらええのに~」
と、他人事のようにつぶやいた人がいた。

「いや、そう思うならお前がせえや、簡単にできるやん。
 むしろするべきなのお前やん」
と心で毒づいた自分(心の中とはいえ、お前とか言ってすみません)
で、2秒後に、「ん?これは何が目的で私は怒ってるんだろう」
と考える。
そう考えていると、自分の感情の目的よりも先に
相手がそう発言した目的を考えるようになった。
自分の感情の目的より、相手の発言の目的を考える方が容易。
おそらく、
・アオノさん、これ、こうしたらええと思わん?(同調を求めたい)
・アオノさん、そう思うならやってよ(実務はしたくない)
・アオノさん、上記の2点、みなまで言わなくても悟ってよ(嫌われたくはない)
だろうな、と考える。

そして、確かに私もそう思ったものなので、
んじゃどっかのタイミングで私がやるわ。
と今思っている。
そして怒りの感情はとりあえずどっか行った。

この心理学をしっかり理解しているのかは不明だし
自分の感情の目的の解明には至っていないので
そもそもズレてるのかもしれないけど、
怒りの感情とか相手へ何かを求めたり自分がこだわりすぎていた部分に対する付き合い方がちょっと変わって身軽になった気がしている。

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