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勉強の方法を腐心してたら、銭湯の未来を描いてた

何も秀でてるものがなければ、学習意欲もないと考える私は、ゼロから積み上げることを模索した。では何を積み上げるか。まずは人の基本、勉強だ。
Googleの検索エンジンの上位に載っているサイトの文字ばっかり読んでも頭に入らなければ、しっくり来ないので自分に合わないと思い、YouTubeの中からちゃんとしてそうな人の動画を調べた。
効率がいいのはインプットしたらすぐアウトプットだという意見が多い。科学的にも。分かってはいるけど、アウトプットはつらい。学習意欲のない私は諦めてシャワーを浴びる。
8時間を5日間毎週仕事していたら勉強する気力なんて休みの土日でも起きないだろ、と嘲笑って髪の毛を洗っていた。労働時間5時間にして、休み時間は3時間。その8時間構成ならやれる気がする。3時間あれば、不安が強い人でもある程度ゆったり寝れる。相当寝不足でない限り、3時間超えて寝続けることはないだろう。まあそんな日はこない。
ちょっとばかりの1時間休みで何が出来るというのか、と怒りを覚えながらも昼休みの1時間でリラックスできる方法を髪の毛洗いながら考えた。寒くなると、温かいシャワーが心地いい。
ああ、俺だったら銭湯入りたいな…最低500円くらいで入れて、追加料金でマッサージ機もあって。1000円越さないくらいが良い。俺みたいに少食なら、外でランチより風呂に浸かったあとミルク飲むぐらいで頑張れる。それに皮脂も落とせて、加齢臭も軽減できて見た目が良くなるので一石二鳥以上の効果が期待できる。ぬるま湯に浸かると、副交感神経が働いてリラックス効果が高まると聞く。半身浴だとさらに良いらしい。数十分かけて発汗を促すと、美肌に効くとか。
汗かきやすい人など身体の汚れが気になって、仕事終わりまで待ちきれない人は沢山いるはず。でも9時勤務で3時間後だとあまり汚れが目立たないか。いや、都心の冬も満員電車の通勤中暑くて仕方ない。
セブンイレブンのようにどこにでも銭湯があればいいのに。足湯でもいい。昼休みはぼんやりしたい。仕事という悪魔をお湯で祓いたい。

「そうか、俺はスーパー銭湯を超えて、ウルトラ銭湯を作ればいいのか!」

なんだそれ。スーパー銭湯でも言葉的に意味不明なのに、さらにグレードアップしたウルトラ銭湯とはなんなんだ。
でも私は思う。ウルトラ銭湯は、セブンイレブンに匹敵するくらい、銭湯チェーンを作ること。ビジネスマン向けに安く、気持ち良い銭湯。勤務先でも風呂を楽しむ。食では足りない疲れを身体全身で癒す。
ただこれには、仕事への大幅な改革が必要になる。せめて2時間は昼休みに当て、全国的に7時間勤務にするような。そうすれば絶対にウルトラ銭湯に通う人は増えるはず。

…って土台無茶な話である。8時間勤務撤廃を上司ぐらいの人達が許すわけない。
それに、1時間休みですぐ銭湯に行くなら、1社に1台ワープ装置が必要だと思う。ワープ装置には、全国展開しているウルトラ銭湯の混み具合と気温、湿度、天気がわかる。つまり行きたいところのウルトラ銭湯にすぐ通える。地域によって、シャンプーの匂いであったり、温泉であったり、露天風呂の景観が違ったりする。そう、ワープ装置が必要不可欠だ。
いや、それならウルトラ銭湯に通う必然性が見いだせないか。一瞬にして夢が破れた。

トロロに起業家は、向いてないようだ。

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