第１章＿本当の自分を見つけ出した話

人をあきらめず、人を信じることを選びたい。
失望や喪失という経験があっても、本当の自分を思い出して、素晴らしさを思い出せると、目の前の人の可能性を信じたい。

前向きに変わっていく勇気を、応援したい。

理想の生き方をあきらめないで生きていきたい。
命ある限り向き合っていけば、理想に向かって変わっていけば、理想へ近づいて行けるから、そういう世界を創っていけると信じて、前向きに生きていきたい。

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そして喜びで生きていくサポートをするために、人生をアシスト＆気付きを促すメッセージをお届けすることを始めて、インスタで自分で描いた抽象画のデザイン＆本音本質のメッセージという形で毎日配信しています⇒ https://www.instagram.com/aono88888/

私が、なぜこれを始めようと思ったのか。
少し長くなりますが、お話をさせてください。


☆


正しい答えが出せることが、生きることだと思っていた。

それ以外の答えを出すことなんて考えたことがなかったし、考えてはいけないことだと思ってた。

１．突 然 の 倒 産 報 告

2011年、私が勤める会社が倒産した。新卒で入社し、ずっと勤務し続けてきた会社が、4月1日の朝、「昨日、わが社は倒産しました」との報告があった。

まるで雷が落ちたかのような衝撃だ。目の前の現実が信じられない。当然だが前もって知らされていなかった。社員たちの表情には混乱と不安が渦巻いている。こんなことが起こるとは夢にも思っていなかった。

その日の午前中、社長から詳細が伝えられた。
１００％株を持っていた親会社が倒産したことによる連鎖倒産だという。
会社の未来が見えなくなった瞬間だった。

このまま働けるのか、次の日から来なくていいのか。
不安な疑問が心をかき乱す。
突然の出来事に、頭がついていけない。けれど、何とか前に進むしかない。

「本当にしたいことは何？」

自分に説いてみたら、その中で「心の勉強をしたい」という思いが生まれてきた。

２．学 び の 為 に 大 阪 へ

ネットで『心の学びが仕事になる学校』を検索したところ、私の人生に大きな変化をもたらす場所が見つかった。オリンピック選手のメンタルを取り扱う業界の老舗の学校だ。

『ここなら確実に実力をつけられる』と確信し、体験入学を申し込んだ。それは2011年、東北の震災が起きた年。心のケアが求められる中、災害支援にも力を注ぐ学校だった。

体験入学当日、私を迎えてくれたのは、凄腕のメンタルトレーナーだった。自分の目標に向かって走ることを心から望んでいた私は、メンタルトレーニングを学びたかった。しかし、カウンセリングから学ぶことを勧められた。

最初は戸惑ったが、その後、カウンセリングの深い学びが私の人生に大きな意味を持つことを知った。

当時の私は、やりたいことに向かって全力で走りたいと思っていた。しかし、心の中には過去のしこりがあり、それが私の成長を妨げていた。カウンセリングの技術を使って過去と向き合い、自分を解放することで、本当の成長が訪れることを学んだ。

私を支え、導いてくれたトレーナーには感謝の気持ちでいっぱいだ。彼の根気強いサポートがなければ、私は今の自分に出会うことはなかっただろう。

この出会いに感謝し、進むべき道を選ぶことができた自分にも感謝している。この時の選択は、私の人生を大きく変える奇跡の一歩だった。

トレーナーに直接感謝の気持ちを伝えることはできないが、「本当に、ありがとうございます！！」と、心から伝えたい。

大阪に3時間かけて通い、講座の受講時間は600時間を超えていた。

そして、新たな一歩を踏み出す私の心は、期待と希望で輝いていった。

３．未 来 へ の 扉

学びを深め、資格を取り、普通の日常に戻ろうとしていた。しかし、その時、新たな扉が開かれた。

カウンセリングの技法に興味を持った友人や、心に寄り添う知人から相談の依頼が舞い込んできた。会社が副業を禁止していたため、休日に相談者と向き合うことになった。

個室のお店で美味しい食事をしながら、相手の胸の内に耳を傾ける日々。表面的な事象は違えど、根本的な問題は同じようにつまずいていることに気付く。

時には苦しみや喪失の悲しみが、人々の心を閉ざしていることに胸が痛む。しかし、過去に囚われることなく、前向きに変わろうとする強い意志も感じた。

自分の問題に真摯に向き合う決意があれば、新たな道が開けるかもしれない。しかし、その道は容易ではない。相手のペースを尊重しながら、ただそばで見守ることしかできない。

「前に進む方法はあるのか？」
「自分の強さを取り戻すにはどうすればいいのか？」

――その問いの答えは、まだ見えぬ未来に用意されていた。

４．愛 の 輝 き を 見 出 す 転 機

この物語のプロローグを解き明かすような、私の人生における重要なターニングポイント、それは親子関係に関するものだ。

最初に書いた通り、私は「正しく生きること」を重んじ、自分を「いい子」にしようと努めてきた。 でも、その「いい子」のマスクの下には、葛藤が渦巻いていた。

自分自身の真の姿を抑え込んで、日々を過ごしていた。楽しい時間も、終われば空虚感が押し寄せ、何かが足りないような感覚に襲われていた。

この状況に疑問を持たなかったのは、自分が「いい子」であることを当然と考え、他の生き方を知らなかったからだった。

しかし、30歳手前で、その限界に挑戦することになった。 自分自身の存在意義を問い直し、その答えを見つけるために、心理学の学びを求めた。

心理学を学び始めてから、自分の空虚感の原因に辿り着いた。

それは、両親の関係が社会の期待に応えるために、「いい子」を演じるようになったことに始まることに気づいた時だった。

父の営業の仕事が多忙で、夜はよく外出していた。そして、その携帯電話から聞こえてくる女性の声に、私は母の悲しみを感じ、父を責めた。

しかし、父との関係は険悪で、自分の意見が通じないことが多かった。 その結果、自分の気持ちを抑え、他人に対して強い罪悪感を覚えることになった。

いじめや厳しい部活、セクハラとの戦い。私はこれらの困難に耐え抜きながら、母の笑顔を守るために演技を続けた。

だが、本当の気持ちを封印し続けることは、心を蝕んでいった。

そして、決断の時が訪れた。自分の本音を語り、過去の傷を癒すために、父と向き合うことを決意した。

いじめの話を繰り返しすることによって、「いじめられる方が悪い」と言っていた父が「お前も辛かったんだなぁ」と共感してくれるようになった。

父との対話を通じて、彼の愛情と心情を理解し始めた。
彼の苦労や思いに触れ、感謝の念が湧き上がった。

しかし、それでもなお、葛藤は残った。
自分の本当の気持ちを受け入れることができず、罪悪感に苛まれた。

しかし、自分の生き方を選び、向き合う決意を固めた時、新たな道が開けた。

５．抜 本 的 な 解 決 に つ な が る 一 手 を 見 つ け た 日

過去のわだかまりを解消した後も、自分自身の存在に対する自信が不足していると感じていた。

ある日、ショッピングモールで偶然出会った個展を開いている方からの言葉が私の心を揺さぶった。

「最初から自信がない赤ちゃんはいないんだよ。」

そうだ、そうだよね、と合点がいった。

自信は元々あるものだという感覚を思い出すことができれば、安心して生きていけるのではないかと気づいた。

その後、右脳教育の七田先生が監修したワークを通じて、生まれたての子供のような感覚を取り戻すことができた。

大人の知識を持ちながらも、物事に新鮮な驚きを見出し、世界が彩り豊かに広がっていることを実感したの。

残念ながら講座は閉講してしまったけれど、先生から「その状態で生き続けることで、周囲にも良い影響を与えることができる」という言葉を受け、自分の存在が周囲に与える影響に気づいた。

自分をケアして、存在そのものを楽しむことに重点を置く決意をし、刺激を求めることではなく、ただ存在して、物事を体験することが楽しいと感じる時間を増やしたいと思った。

「私の人生を、ここから始めよう。」

６．未 来 へ の 軌 跡

感覚をゼロからプラスへ、心をリフレッシュし、前進の土台を築いた。
その一歩が、私の中で強い欲求へと成長した。

「みんなに価値や喜びを届けたい」という思いが胸を熱くする。

ただ自分だけが幸せであることだけを望んでいるわけじゃなく、笑顔で繋がる仲間と共に、未来を歩む喜びを分かち合いたい。
そこで、幸せな人生の秘訣を提供しながら、皆が楽しめる世界を構築することに決めたの。

私の楽しいことが、皆の欲しいものやニーズにマッチしていく形で、リクエストに応えながら、新たな商品や体験を生み出していこう。

自己と社会の調和を保つバランスは変化し続ける。
そして、変化するスピードがすごく今は早い。

そして、一番大切なことはありのままの自分で在り続けること
その一方で他者との共存を望む気持ちが両立するバランスを都度調整して生きていく

失望や喪失に打ち勝ち、自分の素晴らしさを取り戻すことで、他人の可能性を信じ続けたい

前進する勇気を持つ人々を、私は応援したい。理想の生き方を諦めず、自分らしく生き抜く。

限りある命の中で、理想に向かって変わり続けることで、理想に近づける。この信念を胸に、前を向いて生きていこう。


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