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音楽の話:RADIOHEAD「KID A MNESIA」

ほんの数年前まで、RADIOHEADの曲は一切聴いたことがなかった。
あるのかもしれないが、RADIOHEADの曲だと認識していないのだと思う。

本作は「KID A」「Amnesiac」という別々のアルバムが一緒になったバージョンらしいが、詳しくは分からない。

全曲最後まで聴いたことがあるのはKID Aの分だけのような気もするのだが、よく聴くのが「KID A MNESIA」なのでこの盤を挙げることにした。
ちなみにLPも持っていたりする。

このアルバムに関してはゆるく好きなのでいつもにも増してゆるい記事になるがご容赦いただきたい。


聴いたことがなかっただけでRADIOHEADの存在はずっと知っていたが、ニルヴァーナ、ローリングストーンズ、レッチリ、キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリン等と同じ「バンド名はめっちゃ聞くけど1曲も知らないアーティスト」の箱に入っているだけの、今後も聴く予定のないバンドだった。

洋楽ではメタル系のバンドをよく聴いてきたが、いわゆるロックジャンルはどちらかといえば邦楽ばかり好んでいたように記憶している。

しかし2020/08/14に公開されたこちらの動画で急に興味を持つことになった。(06:53〜)

みのさんのチャンネルはずっと登録しているのでこういう「〇〇入門」系はよく観ていたのだが、「ふむふむ、そういうアーティストなんだ」と頷くにとどまり、実際に色々と聴いてみたことはなかった。

しかしRADIOHEADには俄然興味が湧き、その中でも「商業的自殺」とまで言われていたと紹介されていた「KID A」を聴いてみたのだった。

これがもう1曲目のEverything In Its Right Placeから「好き……!!!」となり、サブスクで全曲聴ける環境にあるというのにLPを購入するまでに至ったのである。

OK Computerも聴いたかもしれない。
しかしKID Aの印象が強い。

KID A MNESIAでしかRADIOHEADを知らないので、どこそこが今までのレディヘと違って〜ここが挑戦的な試みで〜実験的ななんとかかんとかがあって〜のような感想を持つことはできないのだが、とにかく本作は聴いていて心地がいい。

しかし常にアルバムを頭から流しっぱなしにして聴いているせいで1曲1曲のタイトルも知らなければタイトルと曲も一致せず、「この曲が好き!」という盛り上がりには参加できない悲しさはある。


ちなみにRADIOHEADに影響を受けた(あるいは好き)というのがネット上で見受けられる人を探してみたのだが、まさかの二大私が大好きなアーティストである椎名林檎と常田大希の名前が上がってきたのですごく嬉しい気持ちだ。

RADIOHEADの他のアルバムも聴いたら椎名林檎や常田大希の楽曲に隠れているルーツが見えてきたりするだろうか。