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それって本当に匿名の誹謗中傷?

毎日更新しようとした結果、日々の更新内容があきらかに悪くなったため、更新頻度が終了した。毎日書きたいことがある人生にしたいとは思っている。

先月の23日『テラスハウス』に出演していた女子プロレスラーの木村花さんが誹謗中傷を苦にして自殺したという報道が世間を席巻した。

これに乗じて多くの芸能人が誹謗中傷に対して「そういうことはやめよう」と注意喚起したり、「開示請求します」と高らかに意味のない宣言をしたり、中には誹謗中傷した人を探せということを言う人もいた。最後のやつはお前もやってることは同じだぞ。

SNS隆盛で"匿名"が変化

さて、そこそこ時間が経って、インターネットにいる陽キャたちが匿名の誹謗中傷について忘れてきたころに興味深いツイートが流れてきた。

ぼくも意見は概ねこれに同意である。インターネットという匿名の世界に勝手に本名で入ってきて匿名は卑怯というのはちょっとアレだと思っている。

しかし、昔と今ではかなりインターネットの誹謗中傷や匿名性が変化してきていると感じる。ぼくはオタクで、インターネット歴は15年以上で匿名掲示板の時代から生息しているため、そちら側からの意見に偏っていることだけ承知してほしい。

以前の匿名と誹謗中傷

以前、、、10年以上前のことだろうか、mixiが存在するかどうかくらいの時代。2chをはじめとする掲示板がインターネットのメインコンテンツだった。このころは悪口ももちろん書かれているが、インターネットの書き込み自体は本当に匿名で、なおかつその悪口の対象はそれを「わざわざ見ないと確認できない」ものが多かったと思う。

誹謗中傷の対象を概念(あるいはテレビ越しのキャラ)として見ている節はかなりあったのではないか。インターネットで匿名の誹謗中傷は、それを言って共有したいだけで、わざわざ本人に伝えたいという人は少なかったんじゃないだろうかと今は思っているのだ。

TVでビートたけしや明石家さんまが「ネットは見ない」と最近豪語していたが、この人たちはこの時代のインターネットに取り残されているから大口叩いて本当に恥ずかしいなぁって感じてしまった。

現在の匿名と誹謗中傷

そうして匿名掲示板からインターネットは変化を遂げた。mixiからFacebookやTwitter、Instagram、tiktokやYouTubeといった具合に時代は変わっていく。現実とインターネットの距離が近づいてくる。

ここでの発言は大抵、インターネット上で使う名前いわゆるHN(ハンドルネーム)を使っている人が多い。もしくは本名で利用している人もいる(もちろん捨て垢という概念はあるがとりあえずは保留)

最早、"匿名"という言葉を当てはめるのすら怪しいのではないかと僕は考えてしまう。

人々は自身のTLにつぶやきを残していく。誹謗中傷に含まれる内容を投稿するケースも少なくはないだろう。

しかし、以前の掲示板のように調べなければ出ない誹謗中傷系の言葉はしょうがないと思う。誹謗中傷と批判は紙一重で、対策の施しようがない。なんなら、同姓同名の別人に当てた言葉かもしれない(でも悪口はかいちゃダメだよ)

だが、今はSNSでの投稿のリプライ欄やDMをわざわざ送るケースが増えているのではないかと予想している。実際、有名人のリプライ欄はキツイものもある。

悪口や自身が持ったイメージを自分の知り合い(ないし自分と思考が似た人間)と共有したいというだけでなく、本人に伝えたがる人、もしくは本人に直接伝わると知らない人が増えていると感じる。

捨てアカウントをわざわざ作って誹謗中傷する人間は本当にその人が嫌いなのだろう。その行動力、もっと別の場所に活かそう。

しかし、いつも使っているような普通のアカウントで悪口を言う人はかなり多い。本当にそれ"匿名"?

これは本当に偏見だから文句を言われてもしょうがないと思うんだけど、テラスハウスを見て木村花さんに誹謗中傷していた人って、SNSを本名で使うような人が多いと思っている。

結局の所、匿名ではないのに匿名だと思い込んでめちゃめちゃなやつをしてることが多すぎる。10年はROMってからインターネットに投稿してほしい。というよりはインターネットが変わってきていることに僕が変化すべきなのかもしれない。

問題は"匿名の誹謗中傷"ではなく、"誹謗中傷"なのだ。問題をすげ替えてはいけない。とはいっても多くの人がネットと言っていることもわかっている。

最後の節を書くためだけにそれっぽいことを書いてしまった。夜中でしたとさ。




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