初のプライベート・インタビュー (その①)
ついにプライベート・インタビュー(以下、PI)を実現出来ました!
協力してくれた友人には、この場を借りて改めて感謝の意を表したいと思います。
本当にありがとう。
この度ご紹介する友人(女性)は、プライバシー保護の観点から、Aさんという仮称で書いて行きたいと思います。
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1.インタビュー前に感じていたこと
Aさんは、現状、特に不満は無いものの、これまで通りの時間の過ごし方で良いのかと漠然とした「モヤモヤ」を感じていました。
今回は、その「モヤモヤ」がどこからくるのか、具体的に聞いてみました。
2.大事にしたいことー①思い
Aさんは、学生時代からイベント企画の経験を積み、また社会人になってからも企画系の仕事に携わっていました。 その企画力を活かして、イベントなどしていきたいと考えています。
★Ao 「企画という言葉はとても広いんだけど、どういうイメージだろう?例えば、どういう人を対象とするとか、あとはどのくらいの規模とか、具体的なイメージってある?」
☆Aさん 「私がしたい企画はね、思いを込めたイベント企画。例えばね、バースデーパーティーなら、お誕生日の人の好きな食べ物を揃えたり、部屋の飾りつけは、その人のエピソードにちなんだものだったり。そういう気持ちを表すことを大事にしたいな、と思ってる。」
★Ao 「そのバースデーパーティとか記念日をお祝いするイベントって、手先が不器用な私からすると、なかなか出来ないことで。例えば部屋の飾りつけとか、料理のアレンジとか、そのノウハウを教えて欲しい人って多いんじゃないかな。それを活かすことってどう思う?」
☆Aさん 「うーん、イベントのノウハウを広めたりすることにあまり意味を感じてなくて。そこに気持ちをどう込めるかが大切だと思ってる。だから、こんな飾りつけをしたら良いとか、そういうノウハウをシェアしても、お祝いされる人が喜ぶことにはならないかな・・・。」
ここでAさんは「企画したいイベントには思いを込めることを大切にしたい」と考えていることが分かりました。
2.大事にしたいことー②確実なコミュニケーション
ここから、 Aさんが好きな企画を活かすということを実践するにあたり、「今出来ること」「将来出来ること」について聞きました。
★Ao 「今は社会活動に制限があるけど、例えばSNSを使って情報発信してみたり、オンラインで何かイベントを企画したり、出来ることって何か無いかな」
☆Aさん 「SNSはね、こちらが意図することをきちんと読者が受け取ってくれるのかとか、自分自身も相手を誤解してしまう恐れもあるかな、と思ってる。実際に顔を見てのコミュニケーションを大切にしたいかな。」
★Ao 「確かにSNSの難しさってあるよね。」
☆Aさん 「そう。今ね、メディア・リテラシーという言葉を学生時代に教わったことを思い出した! もうずいぶん前のことで、いつも意識している訳ではなかったんだけど、今、話をしてて思い出したわ。それが私の奥深いところで憶えていたのかなぁ。自分でも驚いたわ(笑)。」
★Ao 「きっと無意識レベルで大事にしてきたんだね、その言葉を。でもイベント企画は、今の活動自粛ムードの中、制限があるよね。じゃあ、今出来ること、そして将来、活動出来るようになったときに出来ることって何だろう?」
☆Aさん 「ん・・・今はね、社会の状況から行動に制約があって、自分が目指す『リアル世界でのコミュニケーション』や『リアル世界でのイベント』は難しいかも。だからといってSNSをツールとして取り入れることも考えられないかな、って思ってる。今の私のいる環境・・・家族や友達、職場を守りたい気持ちが強いから、今はただ、日々の生活を大事にすることしか出来ないと思う。だからこそ、もどかしい!」
★Ao 「そう。大事にしたいことがハッキリしてるのね。無理をしなくても自分のペースを大事にしていけば良いと思うよ。」
このやり取りからAさんの「モヤモヤ」の原因は、自由に活動出来ないことによるもどかしさであることが分かりました。
3.インタビューを終えての感想
(Aさん)
Aさんから以下の感想を頂きました。
①自分に向き合う時間が出来て良かった。
②普段意識していなかったが「メディア・リテラシー*」という言葉がスっと自分の口から出てきて驚いた。学生時代に恩師から教わった言葉を自分の中で大事にしていることを実感できた。
*メディア・リテラシー・・・メディアリテラシーとは、放送番組やインターネット等各種メディアを主体的に読み解く能力や、メディアの特性を理解する能力、新たに普及するICT機器にアクセスし活用する能力、メディアを通じコミュニケーションを創造する能力等のことである。次の3つを構成要素とする、複合的な能力のこと。
(出典:総務省平成30年版 情報通信白書より抜粋)
③今、自由に活動出来ないことについてはストレスになっている部分はあるが、無理をせず、今の生活を大事にしたいということが明確になった。
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✔インタビューを終えて(Ao)
私と彼女は、長い間友人なのですが、私が思っていた以上に、コミュニケーションを大切にしている女性だとPIを通して知る事ができました。
Aさんはやりたいこと、そしてやりたいことが明確にあるにもかかわらず、Aさんは今の社会的状況から行動に移せないことが苦しいとが確認でき、PIの効果だと私は感じました。
また、Aさんがずっと心の奥で大事にしていた「メディア・リテラシー」という、とても大事な言葉を教えてもらうことができました。
今、SNSは情報発信ツールとして世界的に浸透してはいますが、モラルについて多くの課題があります。今年に入ってからも、SNSに関連した報道は飛躍的に多くなっていると私は感じています。
私自身この「note」で情報発信しつつ、SNSに対する不安も当然あります。今回のPIでAさんから大事なことを教えてもらうことができ、私自身これからも向き合っていきたいと思います。
✔今後の課題
今回、初めてPIを経験して、多くの課題を発見することが出来ました。
その課題のうち1つをここで打ち明けると、「個人のプライバシーを守りつつ、ここの読者の方にどう伝えるか」という点についてです。
通常のインタビューは「ある組織の長や著名人の方」が、「その社会的立場での見解や感想」を答えるものが多いと思います。
でもPIは、その言葉の通り内容はプライベートなものであるため、その内容をお伝えするにあたって、臨場感を出すことを優先させるのか、または要約して、淡々とお伝えする事が良いのか、という疑問点が浮かんできたのです。
私とAさんは友人であり、会話の中で曖昧な部分があっても声のトーンや表情などでカバー出来ると私は思っていますが、読者の方には、ちょっとした表現が引っかかりになったり、正確な伝達が出来ないこともあるのではないかと考えて、ずいぶん悩みました。
今後もより良い伝え方を考えながらブログを書いていきたいと思っていますので、引き続きここを訪れて下さることを願っています。
プライベート・インタビューアー
Ao(あお)