オンラインでの授業のやり方を考える


大学がオンラインでの授業を実施するようになり、私の担当部署でもオンラインでの授業方法が話題に上がります。もちろん、対面式での授業を行えるのが一番だと思いますが、今後も同じような事態になることも考えられるので、オンラインでの授業も自分のオプションの1つとしてやり方を勉強しておきたいですね。私が最近勉強したことについて参考になれば幸いです。

①授業の質は落としたくない

オンラインで行う場合でも、対面式の授業よりも学生の学びの質は落としたくないと考えています。オンラインと対面式の決定的な違いは、インタラクションを作りだしにくいという点です。少人数であれば、動画通信でのディスカッションも可能ですが、動画通信してしまうと通信料金が上がってしまいますし、プライバシーの問題も出てきそうです。また、配信授業を家で聞くとなると、集中力が切れて、眠ってしまうという問題もありそうです。さてどうするかと考えています。

②集中力を切らさない工夫

人間ですから一方的に長時間話を聞いていると飽きます。私は60分間座って人の話を聞くことはほぼ不可能です。60分間で行う授業なので、15分間ずつにフェイズを区切って、コンテンツを考えます。15分の科学的根拠は不明ですが、YouTubeとかの動画を見ていて飽きずに見れるのが15分が限界かなあとそういう理由です。というわけで、イントロ5分、内容①15分間、内容②15分間、ワークの時間15分間、感想を書く時間10分間くらいの配分がいいかなあと思います。

③インタラクションの生み出し方

双方向性がとても大事になりますが、顔と顔を合わせてのディスカッションはどうやら難しそうです。経験的には、学生は教員の話よりも学生同士の意見の方が心に残りやすいようです。そこで、定期的に学生の意見を述べてもらう時間を作ると良さそうです。オンラインですと、例えばZOOMであればチャット機能がありますので、定期的に質疑応答の時間や学生の意見を述べてもらう時間を作ると良いと思います。より洗練された時間にするために、Mentimeter(メンチメーター)というソフトウェアを利用することも有効そうです。

④Mentimeter(メンチメーター)

メンチメーターは有料ですが、ウェブ上でパワーポイントのようなプレゼン資料を作成するソフトウェアです。学生はスマートフォンやタブレットなどを使ってメンチメーターのプレゼン資料にアクセスをします。そこで、クイズのような質問項目に回答したり、感想を記入したりすることができます。質問項目に回答すると、プレゼン資料に即座に回答が集計・反映されたり、感想をワードクラウドの形式で表記してくれます。メンチメーターを使うことで、学生同士の意見をオンライン授業でもすぐに閲覧できるようになるので、対面式と同じくらいお互いの意見を聞くことができそうです。私もまだ使ったことがないので使い方などはこれから資料を作るときにまた記事にしたいと思います。

まとめ

・対面式と質が変わらない、むしろ質が高いオンライン授業を提供する

・だらだらと話しまくらない

・オンラインであってもインタラクションはだいじ

・メンチメーターでインタラクションを生み出せそう

私もまだオンライン授業は未体験なので、みなさんがどのような授業をされているか、どのような工夫をされているかにとても興味があります。なにかいい情報があればぜひ教えてください。

立教大学の中原淳先生の記事がとても参考になりますので、ここに記させていただきます。貴重な情報をありがとうございます!


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