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将来と過去、ポジティブとネガティヴ。あなたにとって重要なのは?【心理学】

「将来、現在、過去、そしてポジティブとネガティブの掛け合わせで、考えは変わるか?」について話をします。

「マトリックス」とか言って、縦軸と横軸にとあるものをとって、それぞれどの位置にするか、ということを考えることがあります。

例えば「きれい系」と「可愛い系」みたいなのを軸にして考えることもあるでしょう。

この考え方で、「現在」「過去」と「ポジティブ」「ネガティブ」という風に考えると、どういう思考のパターンがあるか、なんとなくわかるんじゃないかと思ってます。

ただ、これは占いとかじゃなくて、私なりの考え方のまとめなので、パターン分析とかではありません。それについては、ご注意ください。

まず、思考について。思考っていうのは、頭の中で考えたり、感じたりしていることを指します。頭の中で浮かぶ言葉や情報、イメージもそうかもしれません、それを外に出すときの言葉など、全部思考の一部と言えるでしょう。

例えば、過去や将来のことについて考える時、それに伴う感情が出てきます。過去についての後悔や罪悪感、将来についての不安や心配など、それぞれ感じるものが違いますよね。

まず「過去×ネガティブ」についてです。過去のことをネガティブに考えると、うつっぽくなったり、自分を責めたりしがちです。このことを反すうと言ったりします。

過去のダメだった自分を責めたり、あのときこうしてたらよかったと後悔します。こうした思考が主に憂うつを生み出すことが知られています。

次に「将来×ネガティブ」についてです。これから先どうなるんだろう、テストうまくいくんだろうかという思考パターンは心配と言います。こういった先に起こることをネガティブにとらえることで不安が出てきます。

ですので、過去でも将来でもなく、現在のこの瞬間に戻って考える、これはマインドフルネスの考え方です。客観視して、今この瞬間に意識を向けることで、感情や思考のコントロールがしやすくなる、というのが臨床心理学の一つの考え方です。

というネガティブの方の話はもうさんざんこのブログでもしてきているのですが、「そもそもネガティブに対してポジティブな軸っていうのもあるんじゃ?」と思ったんです。

ポジティブ心理学とかでも言われていることと思いますが、「将来×ポジティブ」であれば、例えば希望に繋がると思います。

将来のことを考えて「よし、やるぞ」と思ったり、昨日話したような「〇〇があるから頑張れる」とか「楽しみだな」とワクワクする感じ、そういう思考があると思います。

鬱の症状の一つに絶望というのがあって、将来に向けて悲観的に考えると、絶望感というのが出てくることもあります。なので、絶望と希望のコントラストもありそうですね。

「過去×ポジティブ」は、レジリエンスや強み、ストレングスという感じですね。過去に起こった良いことが今の現在にポジティブな影響を与えてくれている。

過去にこういうことを成し遂げたから、今も頑張れるという考え方もあると思います。セルフエフィカシーという概念もこれに近いのかもしれないです。

ポジティブ感情は結構分類が難しいんです。楽しさとか、満足感・達成感、嬉しさというものがポジティブ感情としてあると言われています。

というわけで、今日のお話は、「2つの軸、ポジティブ・ネガティブと、将来・過去という視点で考えると、感情や思考がどう分類されるか?」ということについてでした。

まだ色々と考える点はあると思いますが、心理学のこういう話は、2軸で考えると、概念が整理しやすいと感じました。

何か新しいことを思いついたら、またお話ししようと思います。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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