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iPhoneのカメラは人間の知覚のトレースである。

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

人間の知覚ってすげーなって思った話。

新幹線に乗って仙台に来たんですけど、車内で写真を編集してたんですね。そのときにポートレートの機能を使って背景をぼかさせてたんです。

ポートレートって綺麗だなって思いますよね。このポートレート機能ってどこから来てるのかな?と思った時に、人間の知覚なんです。

あれ?これって人間の知覚のトレースか?って思って、新幹線の収納棚にある雑誌を撮ってみたんですけど、私の知覚も雑誌にフォーカスが当たっていて、私にとって背景となる座席はぼけているんです。

うぉー人間にもセルフポートレート機能があるんだ!と思って感動しました。

これって選択的注目の機能で、人間って見えてる全てを認識すると脳がキャパオーバーを起こすので、90パーセントくらいの見えてるものは認識せず、必要なものだけを認識してるわけです。

この機能がiPhoneのカメラにもトレースされていて、ポートレートモードにすると自動的に注目しているものにフォーカスをあてて、背景をぼかすということができるわけです。

これって音も同じようなことが言えるんですが、動画音声はまだまだ選択的に必要な音だけを聞き取るのは難しそうです。

というような視点でじぶんってどのように知覚してるんだろう?というのをみてみています。

そのほかも、新幹線の改札を出て、開けた駅の構内に行くと、その場所がワイドに知覚される、つまり横長の長方形のパノラマに知覚するのですが、トイレに入ろうと入口に近づくと入口やトイレ内を縦長の長方形に知覚するんです。

これってみんな知ってるのかな?意識してみてもらえたらちょっとだけ面白い世界がみれるかもしれません。

おぉー人間ってすごいな、そしてそれをトレースできるiPhoneの撮影技術もすごいなと思った話でした。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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