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本を読むの解像度を上げる【心理学】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

本を読む話の続きですね。

これまでをまとめます。本を読むためにどうすれば?というのを心理学的に考えてみています。1つは、本を読む以外の環境を遮断するということです。そのために、家は誘惑が多いから、スマホも置いてカフェに行くとよめるというものです。

ただこの発想にすこし疑問があり、本を読むのが楽しければ、家でもどこでも読むんじゃないかというものです。内発的動機づけによって、本を読む行動をコントロールするということです。

そう考えると、前提にある発想が、そうでもないけどやらないとなことなのか、やりたいことなのかの2分するなと思い、前者は刺激制御が必要、後者は内発的動機づけが必要というところにまではたどり着いたわけです。

その後の話。

久しぶりに一人で居酒屋に入って、レモンサワーを飲みながら30分か1時間程度本を読む時間を作りました。そこで思ったのは、環境を変えれば本を読めるということではありました。しかし、本質的には環境を変えたからではなく、時間を作ったから本を読むことができたのだと思います。

場所を変えるにしても、何にしても、本を読むための余裕を自分の中に持つことが大切です。そして、その時間をきちんと作ることが最も重要だと思いました。

時間があれば、自然と本を読みたくなるものだと感じました。だから最も本質的なところは、時間を作ることだと思います。

時間を作るためにどうすればいいかを考える必要があります。その一つの方法がガチ凸することですね。自分が頑張れば頑張るだけ時間は作れますが、その代償として体力や気力が削られることもあります。また、健康も削られる可能性があります。

だから、時間を作るのは簡単な話ではないと感じます。それでも隙間をうまく作って、たとえば居酒屋で飲みながら本を読む時間を作ることが重要だと思いました。家でもいいのですが、そういうやりたいことをする時間を作ることが大事だと感じました。

数日間にわたって色々と話してきましたが、結局のところ、大切なのは時間を作ることだという結論に達しました。

時間はあるけれども本を読めない場合は環境を変えてみる、読みたいけれど時間がない場合は時間を作るのが良さそうです。それでも読めない場合は本以外の興味があることをするということだなあと思います。

本を読むの機能が学ぶことであればYouTubeで動画を見るのも等価かもしれません、YouTube動画がない場合は研修会に参加するなんかでも代替できますよね。

というわけで本を読みたいがうまくいかないにもいろいろなパターンがあるなと思いました。少しだけ解像度をあげてみると、心理学はいろいろな習慣にも応用できそうです。なぜうまくいっていないか?を突き詰めて考えることにはどうやら意味がありそうです。

それでは最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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