大学教員の雇用形態は?【研究者日記】
大学教員は、臨時採用や時間講師のシステムってあるのでしょうか?年度途中で辞めた人がいた場合、その空きはどうなるんだろう…と。
というご質問をいただきました(ありがとうございます!)
たしかに、謎に包まれた大学教員の雇用形態は気になるところですね。
大学教員の雇用形態は、任期なしの雇用と、任期ありの雇用のふたつがあるかなと思います。
わたしも昨年度までは任期ありの雇用形態で、たとえば複数年の契約で、契約が終わる時期に再度更新するかしないかを検討されるという感じでした。
任期ありの雇用形態も、3年以上の契約延長はなしというような条件のことも多いですね。例えば、公的な研究費は財源が数年というように決まっていたりするので、その範囲内でしか雇用できないということがあったりします。
任期なしの雇用形態になると、無期雇用になり、契約延長する/しないの話はなくなります。
それ以外の雇用形態は非常勤勤務です。特に講義を担当する先生のなかで、ポイントで持ってもらいたい科目を持ってもらったりします。
わたしの場合だと、他の医学部さんの講義をスポットで1コマ持ってたりします。夏季の集中講習で、数日間で15コマ担当する先生もいると思います。
という感じですね。年度内に辞めた先生がいる場合、人件費の財源が確保し続けられる場合はその枠で違う先生を雇うことになります。
ですが、すぐにというわけではなく、次年度からの雇用か、できる限り早くの雇用ということになる場合が多いですね。
教員の休職で臨時採用という話は聞いたことがありますが、退職したあと、スポットで臨時採用で働いてもらうというシステムは大学教員の雇用の枠組みではなさそうかなと思います。
一般的な就労の枠組みと似てるところもあれば、そうでないところもあるかなと思いますが、だいたいこういう感じの理解であってるかなと思います。
それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!
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