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「価値を創る人材」が必要な時代で、なにを教えるのか?【教育に関する記事】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

労働生産の時代では、画一的に大量にものを作ったりする必要があるので、その方法を効率的に伝導する必要がありました。

そして、これまではインターネットもなかったので、知識を仕入れる方法が教育しかありませんでした。

そして、知識を保存する媒体がなかったので、暗記する必要がありました。

そのためにレクチャー形式での画一的な知識伝導教育が必要でした。

一方、現代社会では、ネットに情報が溢れているので、ネットを使いこなし、適切な取捨選択ができ、最低限の知識を仕入れたあとは、知識を暗記する必要はありません。

外付けで知識を記憶してくれることもできます。

そして、これからは「新しい価値を作る」時代です。

世界知をどんどん、どんどん増やしていける人材が必要なように思いますし、知識を社会実装するための、応用力を身につけることができる人材が必要です。

みながみな、新しい価値を作ることができないとしても、このご時世、VUCAの時代です。どこで何が起こるかわかりません。

そうしたときに、変動する世の中に柔軟に対応し、生き抜くためのスキルが必要なように思います。

しかし、これらはレクチャー形式の知識伝達型の授業ではそのようなスキルを身につけることができないのかもしれません。

レクチャーは、唯一の答えを知る手段です。

正解があるという前提の下で、正解を教えてもらうという構造です。これは思考停止につながりますし、考えようというマインドは育ちません。

レクチャー形式の知識伝達は、YouTuberや有名塾の先生方の講義がどう頑張っても面白いしわかりやすいと思います。

エンターテインメント性に富んだ話を聞けた方が、受け手の理解が進むことは間違いないです。知識伝達は圧倒的レクチャー勢にお任せしてもいいと思います。

教育できることは、知識伝授ではなく、考える力を育むことなのかなあと思います。

創造性を育み、新しい物事について開放的であり、人と異なる発想をすること・許容することができる人材育成が必要です。

必要なスキル1はコミュニケーション力

必要なスキル2は多様性の理解

必要なスキル3は自ら考え、進んで行動する力

こういったスキルは以前ご紹介した心理学リテラシーにも近いです。

一歩ずつではありますが、今日述べたような考えを普及できるような取り組みも頑張っていきたいですね。

こういうことを考えていると、考えが拡散しててまとまらんと思うことが多いので、1つずつこのnoteで考えをまとめていくしかないなぁと思います。

壁打ちしたいのでどなたか付き合ってくれる人募集。

それでは最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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