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こころの不調はあなただけのせい?【心理学】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

コロナ禍がなんとなく収束を向かえそうなところで、業務量とかイベントが元のように戻ってきてます。

コロナ禍の状況に適応するのもなかなか大変でしたが、戻ってきた物事に適応していくのもこれまた一苦労です。

どんな場合でも変化というのはストレスになります。

ネガティブな変化ももちろんストレスですし、日常が戻ってくるというのがポジティブな変化なのであればそれもそれでストレスです。

日常とは違うできごとであるクリスマスや旅行に行くというのも、楽しい出来事でもあり、ストレスにもなります。

こころの不調はあなただけのせい?


じぶんがネガティブ思考で・・・とか性格が悪いんで・・・とか、そういった自分自身の中にある要因でメンタルヘルス不調になるというのももちろんあるのですが、心理学ではストレス×脆弱性モデルという考えが主流です。

この考えでは、メンタルヘルスの問題は、

じぶん自身の特徴(考え方、行動パターン、性格など)だけではなくて、環境的な要因(ストレス、対人関係、ネガティブな出来事)とのかけ合わせによって起こる

といわれています。

じぶんのせいだとか、じぶんはだめなやつだとか、そういった考えをする傾向からこころの不調への影響はもちろんあるのですが、

周囲の環境の変化やストレスとなるような出来事の影響は少なからずあります。

環境変化はストレスだ


特にポストコロナのぶり返しがある中で、そういった状況自体が環境的に大きな変化になっています。

もしメンタルヘルスが不調になっている場合、じぶんの内面だけに原因を求めなくてもだいじょうぶです。

誰でも調子が悪くなり得る時期なので、のんびりする時間を作ってみるのもありかもしれませんよ。

それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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