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「行動実験」って知ってる?

この記事は失敗が怖くて、何かをはじめられないひとにおすすめです!

どもっす、あおきです。以前に何か始めるときのコツについて記事を書きました。

今日はその中でも取り上げましたが、「行動実験」について深堀しようと思います。失敗が怖くてなかなか行動できないというかたはぜひ読んでみてください。

行動実験ってば?

さて、「行動実験」と聞いて、みなさんはどんなイメージをしましたか?

行動実験は、「行動計画を立て、試しにやってみて、その結果を実験者のように見てみて、改良策を考えていく」、認知行動療法で使うワザの一種です。「こんな事したら人から笑われるかも…。」「電車に乗ったら発作がまた起きるかも…。」というような不安症のかたが避けたい行動を実際にやってみてもらい、不安に思っていたことが実際に起こるかどうか?を検証するために使ったりします。案外と予想していたことが起こらなかったりするので、その結果、その事態についての考え方が柔らかくなっていくというわけです。

実験と名がつくだけあって、行動実験は、実生活での実験です。みなさんが、じぶんじしんの研究者や実験者になります、みなさんの手元には実験計画があり、実験するためのフラスコやアルコールランプ、薬剤などの器具が揃っています。

実験なので、まずは、実験計画を立てましょう。たとえば、ダイエットしよう!と計画を立てたとしましょう。ダイエットだと少し広いので、ダイエットのためにできることをもう少し細分化します。そうすると、カロリー計算をする、体重計に乗る、摂取カロリーを減らす、糖質制限する、などいろいろな実験計画が立ちますね♪

計画の立て方はこちらも参考にどうぞ!

「失敗したらどうしよう」に対処する

ここからが行動実験の本題です。

行動をするにあたって問題になることは、「失敗したらどうしよう」という考え方に囚われて足が動かないということです。

では、ここでいう失敗とはなんでしょうか?

一般的に、

失敗=行動の結果、思った通りの結果が出ないこと、を指すと思いますが、

失敗=行動の結果、どのような結果になるかがわからない、という考えにシフトチェンジする必要があります。

実験でいちばんだいじなことは、やってみた結果、どのようになるかがわかることです。「思った通りの良い結果が出た」というのはやってみないと得られません。もちろん「思った通りの結果が出ない」ことはあるかもしれませんが、「思った通りの結果が出ない」という結果が得られたことがだいじです。行動した先にデータが得られたならば、それは失敗ではありません。

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行動実験から気づく

行動実験では、「まずは試しにやってみる。」ことがだいじです。試しにやってみて、その後の結果を実験的に評価していきます。価値判断ははさみません。研究者が大事にするのは、エビデンスです。エビデンスというのは科学的成果のことであり、そこには主観的な思いははさまれません。客観的事実を見ることが非常にだいじになります。

やってみてうまくいったなら、それは良かったです!また同じように続けたらうまくいく可能性が高いのでぜひ続けてみてください。うまくいったという経験が積み重なることが「失敗したらどうしよう」という考えから、「まずは試しにやってみよう」という考えにシフトチェンジすることにもつながります。

やってみてうまくいかなかった場合も、うまくいかなかったというデータを得ることができました。

それでは、客観的にその結果を振り返ってみましょう。うまくいかなかった原因てなんだろう?、じゃあどうしたらうまくいくのかな?などと考えることができます。カロリー計算をしたが、体重が減らなかったという場合だと、まだ体重が減るには時間が足りなかった可能性もありますし、カロリー計算をしたがカロリー調整までは出来ていなかった、などさまざまな要因が行動実験の結果として出てきます。その結果にどう対処していくかをひとつひとつ考えていきましょう。それでもうまくいかない場合は、違う角度の実験計画を立てて、取り組んでみるというのもありです。

やってみようと思ったけれどできなかった場合も、「やってみようと思ったがうまくできなかった」というデータを得ることに成功しています。

やろうと思ったときに、どんなことを考えたでしょうか?カロリー計算しようと思ったけど、どうせやってもうまくいかないだろう、と思った場合だと、もう一度試しにやってみようと思ってやるもよし、成功した人のブログを読んでみる、誰かに相談してみる、など、どうやったらうまく行動をはじめられそうか?をいまいちど考えるきっかけにもなると思います。

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行動実験の注意点

実験計画はできそうな計画を立てましょう。うまくいかない前提の計画を立てても、うまくいきません。たとえば、体重の記録を1時間に1回つける!と意気込んでも、仕事があればまず無理でしょうし、もともと体重の記録をつける習慣がない場合にはそれは無理かもしれません。自分に出来そうな計画を立てて、それを実際にやってみる、という流れで行動実験してみてくださいね♪

まとめ

・できそうな行動実験計画を立てましょう

・失敗=うまくいかない から 失敗=データがとれない にシフトチェンジしましょう。

・行動実験の結果、うまくいったならばそれを続けましょう。

・うまくいかなかった場合は、うまくいかなかった原因を考えて、うまくいく方法を考えて、また行動実験しましょう。

・うまく始められなかった場合は、できそうな実験計画を立てたり、失敗とはなにかをあらためて考えましょう。

なかなか行動するのも難しいですが、じょじょにやっていきましょうねー。

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