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「砂が落ちる=時間」を認識していることの意味【心理学】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

サウナに砂時計が置いてあるのはよく見かける風景ですよね。

静かな場所、木の温もりを感じる暗めの照明。そんな場所で、砂がじわじわと落ちていくその様子を眺めるのは、なんとも心地の良い瞬間となります。

しかし、その砂時計が示す「時間」というものをどれだけ私たちは理解しているのでしょうか。

考えてみれば、昔の人々にとっては、物が自然に落ちるという現象の理由など、私たちが当たり前と思っていることの背後にある理由は未知のものでした。

ニュートンが重力を発見するまで、人々は単に物が落ちる現象を経験していただけで、その背後にある「理由」や「法則」を知らなかったのです。

同じように、砂時計もまた、私たち現代人にとっては「時間」を測る道具として見られますが、昔の人々にとっては、それが「時間」とリンクしているかどうかさえ、わからなかったのかもしれません。

サウナでのんびりとその砂時計を眺めていたとき、時間とは一体何なのか、それは人の感じる一瞬の流れなのか、それとも広大な宇宙の中の無限の続きなのか、そういったことを考えずにはいられませんでした。

時間とは、過去、現在、未来を結ぶ流れは止まることのない連続性を持っています。

しかし、私たちが生きているその瞬間瞬間は、実は非常に短い「切り取られた時間」であり、その全体像を私たちはなかなか把握することができません。

そもそもに「時間とはなにか?」という概念を知らなければ、時間という流れが何なのかもわからず生きることになります。時間を知っているからこそ、砂時計が落ちていく瞬間にも時間が過ぎ去っていることを理解できます。

私がサウナでその砂時計を通して時間について考えたこと、それは、外界の出来事や私の日常の体験、そしてそれらがどのように時間というものとリンクしているのかを感じる機会となりました。

そんなこんなも、サウナでととのっているからこそ、そんなことを考えるのかなあと思います。新しい切り口での発想に気づけるのは面白い体験だなと思います。

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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