依存についてのあおき個人としての意見【研究者日記】
ここ最近依存について記事に書いてきました。ばっちこい心理学の岩野さんと週に一度会話する機会があるのですが、彼は依存の専門家なので、依存についての知識や考え方を聴くことが多く、私も知らぬうちに膨大な知識を身に着けていたという背景があります。
聞くたびに、依存(依存症)についての誤解ってあまりに多いし、なんだか誤解によってうまくいかないことが山ほどあるなあと思って、わたしもなんとかなってほしいなと思っています。
自分の経験からしてもそうなのですが、人に言われたとて行動というのはなかなか変わりません。ましてや依存となると、なんらかの快が脳内に加わるわけですから、それが物質摂取(酒、たばこ)であっても、行為(ギャンブルやゲーム)、関係(恋愛だったり、家族だったり)であっても、なかなか変わることは難しいです。
人間は動物でもあるので、一度覚えた快から逃れることってなかなか難しく、それをやめようと思ってもなかなかやめられないですね。
私は過去にかなりヘビースモーカーで、心理士の友人から動機づけ面接的なことを日常的にされていましたが、そのときはやめる気にならないどころか、かえって絶対やめないぞ!と決意を固くしたことがあります(天邪鬼ですんません)。
一方、ふとした時に、昔からの友人がたばこやめたって話と、同級生の旦那がたばこやめたって話を聞いて、ふとやめようかなって思って、友人の電話を切った後ふとタバコを吸うのはやめました。
その直後の数日は強い離脱症状に悩まされはしましたが、話に聞いていたエビデンスの通り、3日間立てば離脱は収まり、そのあとはわりかし普通の生活を送れています。そして、それからもう3年(?)経つのかな、まだタバコをやめたままでいます。
人の行動を変えられたらいいなって思いますが、けっきょく何らかの形でじぶんが変わるよりほかはないなって思っていて、じぶんにあったやりかたでやめることは大事かもしれません。
私の場合は、強い意思もなく、なんとなくやめたらうまくいってそれが続いています。今でも、タバコを吸ってた時よりも人生が暇になったなとずっと思ってはいますが、別にまた吸おうかなとも思わないですし、反対にいつの日かタバコ吸ってもいいかなとも思っています。
という感じで私と依存の付き合いはそんな感じですが、生活に困難があってもなかなかやめられないのが依存です。変わろうとするしないにかかわらず周囲は非難ではなくサポートしてほしいと思いますし、医療機関なり知り合いなりに助けを求めてほしいなと思います。
そんな感じでした、最後まで読んでいただいてどうもありがとうございます。
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