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仕事に懸けてはダメ?

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

若干、深い話ではありますが、どこかで考えたほうがいいんだろうなあというテーマの話をします。定期的にこの話題が出てきますね。

昨日ばっちこい心理学おたくの岩野さんと仕事についての話をしていて、「余暇の過ごし方をうまくせんとなあ」という話題に上がりました。岩野さんと話していると、ワークライフバランスの話はよく話題に上がります。

仕事だけではなく、家庭やプライベートもだいじにしましょうという話なのですが、ワークライフバランスがいいほうが、メンタルヘルスや生活の質がいいということは言われています。

人が死の直前に思うことに「家族をだいじにすればよかった」「じぶんのしたいことをすればよかった」というのがあるそうです。

ということを踏まえると、たしかに「仕事ばかりに熱中するのではなく、プライベートもだいじにしたほうがいい」という考えはありそうです。

仕事に熱中した場合、「退職後、なにをしていいのかわからなくなる」というのがあります。

余暇の過ごし方もスキルだったりするので、意図的に練習しないと、どうしていいのかわからないという状態になる可能性もあるでしょう。

ご家族もいらっしゃるという場合だと、ご家族の意向も考えながらということももちろんありそうです。

そう考えると、プライベートをだいじにしたほうがいいというのは確かにそうだなあと思うわけですが、なにをどれくらい大事にするのかについては「個人の価値に左右されるなあ」と思っています。

仮に「圧倒的な功績を世に残したい」という価値を持つ場合ですと、人生の時間は有限なので、プライベートにあてる時間を仕事をする時間にあてないとそういった功績は残せないのかもしれません。

あるいはそういった価値をもたないとしても、「目の前にある仕事が楽しくて仕方がない」という場合もあると思います。楽しかったり、満足できる活動はすることで生活の質が高まります。

逆に言うと、なんとなーく仕事して、プライベートのほうの配分を減らし、残業したりという場合は、「じぶんはどういったことを大切にしたいのだろうか?」と考えてみるのも、どこかの時点ではありなのかもしれません。

わたしの場合は、落合陽一さんがおっしゃる「ワークアズライフ」という発想がけっこうぴったりきていて、こうやってブログも書けば、大学の業務もするし、研究もする。本を読んで、動画を作って、ラジオをとって、肉じゃがを作って。そう思えばサウナで思索して、旅先で新しいものを見て、酒場で人の話に耳を傾けて、新しい知恵を身につける。

どれもこれも仕事でもあるし、プライベートの一環でもあるし、けっこう双方向的にうまく作用しているような気がしています。ふだんからどうしても心理学や研究のことは考えるし、そういったことから今度はこんなことしたいなあみたいな生活でわりと楽しんで暮らしているなあと思ったりします。

働き方や暮らし方は人それぞれでいいのだと思います。大切にしたいことを見据えて生活できていたら、よい人生を過ごせてるなと感じられるのではないかなとわたしは思っています。

そう考えていても揺らぐこともたくさんあります。人生日々学びだなあと本当に思います。

それでは最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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