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これはとある地方公務員の育児奮闘記録である〜その9〜

どうも、お世話になっております。
育休中の小市民です。

テレビをつけたら、こってこてのラッパーと思わしき外国の方がビーチにあるステージでラップを披露していて観客なのかサクラなのかよくわかりませんがテンション爆上げだったんですけど、あれってオリンピックの閉会式だったんですか?
オリンピックって終わったんですか?
槍投げの北口選手って金メダルだったんですか?
和田あき子って炎上してるんですか?

我が家では毎日テレビを見ています。
テレビをつけない日はないです。
しかしオリンピックがもう終わっていたとは…
子育て世代とは一見社会との大きな繋がりを持っているように感じますが、現実には一番社会との断絶を余儀なくされている世代とも言えるかもしれません。

社会で今何が起きているのか全くわかりません。
新聞も購読していません。
仮に新聞購読してもじっくり読んでる暇なんかなし。

そうです、なぜなら毎日Eテレを見ているからです。
というか、Eテレ以外のチャンネルは我が家では認められません。
小さいお子さんがいるご家庭ならおわかりですよね。

録画リストにもほぼ息子が気に入っているEテレの番組が撮り溜められている状況でHDDの録画可能残量は常に真っ赤で次に何を削除して切り捨てるか毎回苦渋の選択を迫られております。

自分自身も幼い頃はEテレの代表格である「おかあさんといっしょ」をよく見ておりました。
でも大きくなるにつれて見なくなっちゃうんですよね。
まさか再びEテレをこんなに見ることになるとは…人生って不思議なものですね。

社会と断絶さえしたものの、それはそれで良いかもって思っちゃってる自分もいます。
だってはっきり言ってめちゃくちゃ面白い番組だらけですからEテレって。
Eテレ=子どもが見るもの、という固定概念というか、偏見が私にはありました。
確かに民放のバラエティ番組とかニュース番組とか見たいなぁって気持ちもありますが、すでに身体がEテレを欲している自分がいます。
Eテレでしか満足できない身体になっちゃってます。
しかも意外なアーティスト、俳優、お笑い芸人なんかが出たりしていて大人も楽しめる。

私夜勤があったりするんで育休前なんかは仕事を終えて朝家に帰ると妻は息子を幼稚園に送り届けたり、買い物に行ったりしていて家に誰もいないってことが日常茶飯事だったんです。
そんでとりあえず、テレビつけるんですけど自主的にEテレの高校講座とか見ちゃってたりして、「なるほど、勉強になるなぁ」なんて独り言を言いながら納得していたりしました。
知的好奇心をくすぐる番組が多いし、民放にはなかなか出せない味だと思いますね。

当の息子なんですが、Eテレなら何でもいいわけではなく、彼なりに好みの番組があります。
最近では、「0655」「ピタゴラスイッチ」「わらたまどっかーん」「びじゅチューン!」「プチプチアニメ」又は電車が登場する番組全般です。

特徴としては5分から10分程度の短い番組であること。
あまり長いと飽きてしまうので見ていられなくなってしまう。
又は電車が好きなので電車が一瞬でも映像に映る番組ならだいたいOK。
特に録画しているものはそれを何回も何回も見ています。
録画リストの中にはもう5億回は見たんじゃないかという番組もあります。

正直言って他の番組も見せてYO!と思う時もありますが、息子のEテレ好きのお陰で私自身も興味を持つものができました。

例えば上記「びじゅチューン」なんですけど、これはアーティストの井上涼さんって方があらゆる美術作品をモチーフに独自の視点から作り出した歌やアニメーションで各種美術作品を自由に楽しむことができる番組です。
「びじゅチューン」や井上さんのお陰で美術にとても興味が出たし、何よりその楽しさを息子や家族と共有することができるようになったということが喜び。

てなことでEテレでもオリンピックやってましたが、息子は「オリンピック怖い!」というので録画されたEテレの番組を今日もこすり続けており、オリンピックテレビ観戦は一時も許されませんでした。

しかも高校野球も始まり、息子は「高校野球も怖い」と申し立て、試練の夏休みです。

Eテレって争いのない平和な世界だと思うんですけど、これ下の子もテレビ見るようになって息子と番組の好み合わなくなったら我が家が戦争になると思うんですけど、どうなっちゃうのかな…あまり先のことは考えないようにしよう。

精一杯、夏を楽しみたい。

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