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才能とは伸ばすものではなく勝手に伸びるものである

今夜は天ぷらでした。
ささみを使うというのは決まっていたものの、焼くか、上げるか、蒸すか、どうしようかは直前まで迷っていました。

しかし今日に限って息子から、腹が空いたから早く作って欲しいとの要望。
午後5時頃に慌てて作り始める事になったので、一番手間のかからない天ぷらに急遽決定しました。
天ぷらの素を水で混ぜるだけで衣ができるのでとても楽。
本来は下味もいらないと書かれていますが、今回は酒と塩コショウで10分ほど漬けておきました。
ミョウガは、ずっと冷蔵庫で寝かしておいたもので、いつか天ぷらの時に使おうと思っていてそのまんまでした。
まだ使えるか怪しかったのですが、見た目大丈夫そうだったので問題なしと判断。

揚げ物は「待つ」ことが大事です。
油に入れたらとにかく待つ。
いけると思った時に初めて触る、動かす。
この我慢の感覚、自分は身についたようです。

素材や調理法によって待ち時間は変わると思いますが、自分は所詮家庭内での料理のみの人間なので、ひたすら感覚です。
何が何分と数値化はできないし、する必要も感じません。
ただ、その時の状況を見ながら「今日は3分だな」とかいう感じで時計を見ながら揚げています。
目だけに頼らない、こうすればせっかちな時分でもしっかり揚げ物を作ることができました。

これは単に、揚げ物を食べるのが好き、作るのが好き、ただこれだけの気持ちが成長させてくれた実力なのです。
外圧なんかないし、もしそんなものがあれば、今の自分はないでしょう。
好きなことを好きなだけやっていれば、実力は勝手に伸びていきます。
嫌になればやめるだけ。

稀に、外圧をかければ人は成長するとか頭のおかしい事を言う人もいますが、それで成長した人なんて見たことがありません。
パワハラで弱いものを統率できたとしても、生産力が上がるわけではありませんね。
ただ怯えて上の顔色を伺い、怒らさないよう非効率に仕事をするようになるだけです。
でもそれが成長だと勘違いするバカ経営者も存在しますが、実に愚かで滑稽です。
プレッシャーやストレスは人からあらゆる物を奪っていくだけです。
成長させたければ、そういった圧になるものを極力現場から排除する方が何億倍も効率的です。
しかしバカにはそれが一生わかりません。
なぜなら、無抵抗のものに圧をかけるのは快感だからです。
それに酔ってしまうと正常な感覚が麻痺し、どんどんおかしくなっていきますが、元々おかしい人の異常性が露呈していくだけで本質はそのままです。
良い子は真似してはいけませんね。

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