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ブラックホールに吸い込まれない方法/間違い雑学シリーズ04【アシモフの雑学トリビア・豆知識】


1. ブラックホールはすべてを吸い込む

誤解の由来
ブラックホールは全てを吸い込み、逃れることはできないという印象が強くあります。

実際の事実
ブラックホールの引力は、他の天体と同じようにその質量に依存します。ブラックホールのイベントホライズン(事象の地平線)に近づかない限り、周囲の物体は安全です。太陽がブラックホールになったとしても、地球はそのままの軌道を回り続けます。

2. 宇宙は完全な無重力状態

誤解の由来
宇宙飛行士が無重力状態で浮かんでいる映像から、宇宙は完全な無重力状態だと信じられています。

実際の事実
宇宙空間にも重力は存在しますが、宇宙飛行士や物体は自由落下状態にあるため、無重力状態のように感じられます。国際宇宙ステーション(ISS)は地球の重力に引かれながらも高速で地球を周回しており、このため無重力状態が生じています。

3. 月の裏側は常に暗い

誤解の由来
月の裏側が地球から見えないため、常に暗いと信じられています。

実際の事実
月は自転と公転の周期が一致しているため、常に同じ面を地球に向けています。しかし、月の裏側も太陽光を受けて明るくなります。したがって、「月の裏側」が常に暗いわけではありません。

4. 人間は宇宙空間で爆発する

誤解の由来
映画やフィクションで、宇宙服なしで宇宙に放り出されると人間が爆発するシーンが描かれることがあります。

実際の事実
宇宙空間では真空のため、圧力の急激な変化で体が膨張することはありますが、即座に爆発することはありません。意識を失うまでの時間は数秒ですが、窒息や凍傷によって命を落とす危険性が高いです。

5. 火星は赤い星

誤解の由来
火星は「赤い星」として知られていますが、その色が赤いことから常に赤く見えると信じられています。

実際の事実
火星の表面は酸化鉄(錆)によって赤みを帯びていますが、実際には多くの異なる色を持っています。例えば、火星の空は薄いピンクやオレンジ色をしており、地表も様々な色を見せます。NASAの探査機から送られてくる画像には、火星の多様な色彩が捉えられています。

これらの間違った雑学も、広く信じられている情報が必ずしも正確ではないことを示しています。正確な知識を得るためには、最新の研究や信頼性のある情報源を参照することが重要です。


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