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自己紹介。

はじめまして。フリーランスで音楽家をしています、青木健です。

1980年、東京生まれ。練馬区育ち。子どもの頃から色白なので「東北のご出身ですか?」と聞かれますが、神田の生まれの江戸っ子です。

知人の映画監督・演出家の平林勇さんのnoteがとても面白くて、なんでこうも面白いんだろう?と考えると、やはりそれは平林さんオンリーの人生が詰まっているからだと思い至りまして、真似っ子じゃないですが、自身もnote始めてみようかなと思いました。

僕は両親が公務員なのもあり、比較的「安定志向な」家庭に育ちました。それに追い重なるように、元々何事へも好奇心が薄く、何かを発見したり、冒険したりする意欲が少ない方だった気がします。例えば「外で遊ぶのが好き」とか、そういう子どもではありませんでした。基本、じっとしているのが一番心地良いというか、今でも寝てばかりいるので、出来るだけ動きたくもないし変化も望まないと言う、音楽家のような職業には全くの不向きとしか言いようのない性格をしていて、たまにそんな自分に悲しくなったりしています。

一方でおかしなところでミーハーになる部分も我ながら持っていて、子どもの頃にたまたまテレビで放映していたサッカーアニメを観て、自分はサッカー選手になりたいとでも思ったのか、近所の公園で一人でボール回しの練習を始めたりするものの、結局三日坊主。そのサッカーアニメの次に野球アニメを放映していて、今度は野球選手になりたいってことで、また近所の公園で一人素振りの練習を始めるものの、これまた三日坊主。厳密には、一日〜二日坊主くらいだった気もします。

とにかく何をやっても、ものの本質を理解しないまま、人の顔色見て発言したり行動したりする性格だったので、何もかもが薄っぺらいんです。

そんな僕が唯一、今の今まで熱中出来るものに中学生の時に出会います。それがビートルズの音楽です。中学生向けのラジオ英会話講座でたまたま流れた「YESTERDAY」に、なんだこりゃ?!、となったわけです。同じようなきっかけで音楽が好きになった方は、きっとたくさんいらっしゃると思います。同じく、僕もそこから音楽の魅力に惹き付けられた一人です。

そして今では、フリーランスの音楽家として生きています。比較的「安定志向な」家庭に生まれ育ち、なんで自分だけがこうなってしまったのか。今でも実家に帰省すると、家族からそれを突っ込まれます。ちなみに妹が一人いて、彼女は学校の先生をしています。

今の音楽家になる前、都内の中小企業機械メーカーに丸6年間勤めていました。その会社で出会った直属の上司にMさんという人がいます。当時は課長クラスだったかと思いますが、今では取締役まで登り詰めていて、いずれ社長の椅子に座る人なんじゃないかなと勝手に思っています。そんなMさんに、ある日メールでこう叱られました。

「青木くんは頭がいい。だから道の先が険しそうだなと感じたら、それを予見してなるべく避ける道を選ぼうとする。そんなんじゃ、青木くんがこれから生きていこうとする世界で成功するはずがない。」

実はそのMさん、大学時代は映画監督をしていました。きっと僕の本性も、とっくに見抜いていたと思います。今でも時々思い出しては、活動のエネルギーになってくれる有り難い言葉です。


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