見出し画像

モノを作った後に、やっておくこと。

最近、個人の方や企業の方、様々な方面から
自分たちでモノを作って販売したいんだけど、どうしたら良い?」
って聞かれることが増えてきました。

その度に答えていることがあるので、わざわざ僕に直接聞かなくても大丈夫なように、ちょっとここにも書いてみたいと思います。

今更なこと、当たり前なことも含めて書いていくので、何かしらヒントにしてもらえると嬉しいです。


製品はできた。
あとは何をしたら良いですか?

良いと思える製品ができたとして。
まず、意外と忘れがちなのが、製品の同梱物である

・パッケージ
・説明書


とかです。もちろん製品の種類によっては必要がない場合もあるとは思うんですけど、僕は結構大事だと思ってて、毎回きちんと作ってます。

画像5

画像6



手元に届いた時にワクワクしてもらえる工夫を盛り込みたいとは思いつつ、最低限の材料で、できるだけ簡素でわかりやすいパッケージと説明書を心がけています。

宅急便で届くものなのか、郵便ポストに届くものなのか。あるいは、どんなお店のどんな棚に置かれるものなのかを想像すると、考えやすくなる気がします。


どうやって発売したら良いですか?

一昔前は、製品を販売する方法とは「どうやってお店に置いてもらうか?」だったんです。

でも、僕たちが使ってるSTORESをはじめとして、今はインターネット上ですごく簡単に(なんなら無料から!)お店を始めることができます。

スクリーンショット 2021-05-16 22.21.33



なので、まずはWeb上での販売を初めてみるのがオススメです。

そのために必要な最低限の要素として、製品の魅力が十分に伝えられる
・写真
・テキスト

を準備しましょう。

ただ単にモノの写真を撮影して材料やサイズなどを記載するだけではダメで。その製品の本当の魅力は何なのかをしっかり把握した上で、十分に検討した結果としての写真とテキストが必要です。

そのためには、試作を自分で使いまくってみると良いかと。
使いまくるうちに、自ずと必要な写真とテキストが思いつくはず。

スクリーンショット 2021-05-16 0.34.47


どうやって発表したら見てもらえますか?

Web上のストアで販売が開始できたとして。もちろんそれだけでは誰も見てくれません。

気の利いた「入り口」をいくつも作ることができると良いと思います。

まず1つ目は
SNS(TwitterとかInstagramとか)

シェアしてもらえれば、多くの人に「入り口」を知ってもらうことができるわけですが、SNSってみんな流し読みする場所なので。

熱い思いや長ったらしい説明をしても、誰も読んでくれません。もし格好良いムービーがあったとしても、誰も再生ボタンなんて押してくれません。

短く端的に、最大4枚程度の画像で全てが伝えられると良い気がします。

とはいえ、少ない画像とテキストだけで、全てを伝えるなんて無理。より詳しい説明をする場所が欲しくなります。

ということで2つ目は
製品Webページ

こだわりのWebデザインなんて必要なくって。製品の魅力が伝わる、最低限のWebページをしっかり作り込みましょう。

スクリーンショット 2021-05-16 0.32.44

スクリーンショット 2021-05-16 22.16.29


これらに加えて3つ目、僕の場合には
長文の記事も用意します。

「もしかすると知りたい人なんていないかも?」
と思うくらいの長い記事を、たとえばnoteで書いています。

その製品を作ることになった個人的な動機であったり

その製品ができるまでの紆余曲折を、全て書いています。

正直、単に製品を買ってもらいたいだけなのであれば、長文の記事なんて存在しなくても良い気がするんですけど

企画した人や広報してる人ばかりが目立ってしまいがちなモノづくりの世界で、実はそのプロセスには様々な人や仕事が存在してるんだよー!ってことを個人的にどうしても伝えたくて、つい毎回書いてしまってます。





そして4つ目。
プレスリリース

僕は「広告」や「インフルエンサーマーケティグ」的なことはやりたくない主義なのですけど「プレスリリース」だけは結構やってます。

スクリーンショット 2021-05-16 0.29.03

プレスリリースって何かっていうと、メディアの方々にお知らせするための手段で、たとえばPR TIMESというサービスを使えば、1件3万円で、たくさんのメディアさんへ一気にお知らせすることが可能。

僕も知らなかったんですけど、メディアさんってかならずしも独自の視点や取材だけでネタを集めてるわけではなくって。

日々「プレスリリース」を見てニュース記事を作ってるわけなんですね。

一昔前には、PR会社さんへたくさんのお金を払わないと、メディアに取り上げられることなんて難しかったわけですけど。すごい時代ですね。


最後に、多くのお店で販売してもらえる近道として展示会というものがあります。

たとえば、1コマ(3m x 3m とか)で数十万円とかの出展料を支払ってブース展示して、多くのバイヤーさんと繋がるきっかけを作ります。

(※あくまでイメージで、大きさも料金も展示会によって異なります)

画像1

画像8



Web上での販売が個人のお客さんと繋がるものだとすると
展示会は、店舗さんや卸業者さんと繋がるイメージです。



何かのきっかけになれば。

2006年、僕がBOOK on BOOKを初めて作った頃。


モノを作っては見たものの、本当に何をしたらよいのかわからなくって。

コンペに応募してみたり、メーカーに持ち込んでみたりするものの、全部断られてしまって途方に暮れてました。

そんな、15年前の僕と似たような状況にある人がもしいたら、この記事が何かのきっかけになると嬉しいなあと思います。

大袈裟に考えずできることからやっていきまっしょう。


「♡マークのスキ」は、noteにアカウントを作っていない方でも押すことができます。この記事を「いいな」と思った方は、気軽に押してみてください。
Twitterやってます
https://twitter.com/aoki_TENT
Instagramやってます
https://www.instagram.com/aoki_tent/?hl=ja



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?