ひっこし

移り住みました。六畳一間、木造アパートの二階、築三十年以上。日当たり良好、角部屋二面採光で風通しも抜群。文章を書いていなかったのは、ばたばたばたとしていて文章を書く暇もなかった、という訳ではなく文章を書く心的余裕或いは心的窮屈が無かったからです。

今までは実家に住んでおりました。家族と共に。昏々と過ぎ行く毎日に嫌気がさしたという訳でもなく、しかしながらにどうにか何かを変えなければという焦りが常にあり、そんな訳で一人暮らしをようやく始めたという訳です。
実はそれも建前かもしれず、本音の本音はやっぱり、楽しそうだったからです。
だって、「楽しそうだったから」という以上に強い動機はないでしょう?
私の中に跋扈しているそいつを、私が手放してしまったら、もうそんなのは生きている意味が無いでしょう?

環境を変えるということは大変に疲れることですね。しかし大いにワクワクしちゃうことでもありますね。だって未来図は常に開かれているもんで。
そんなことは綺麗事だけれど、制限がいろんなところから降ってきていたりもするけれど、でも開かれていると信じちゃうようなことも、素敵なことだと私は思います。

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