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読了『どうしても生きてる』

こんばんは。
朝井リョウ『どうしても生きてる』読了しました。

生きるのに苦悩を抱えたひとたちがでてくる短編集。
読後感は重め。生きづらさを抱えたひとたちにいちいち共感してしまい苦しささえ感じる。
タイトル通り、どんなにつらくても苦しくても、どうしても生きるしかないということを感じさせられる作品。

ーわかるな、なんか、こういうことがあった辛くてたまらないもう死にたい死にたい死にたいって助走があるわけじゃなくて、ふと、なんか、別にもういっか、ってなる瞬間…

わたしもわかるなと思った。もうどうでもいいやスイッチをわたしはいつも持っていて、いつ押してしまうのかな、と思いながら生きているから。

傷つきながらもなんとか生きているひと、わたしも含めて、心模様を言葉にしてくれているようで、気持ちをわかってくれているようで、読後感は重めだけど、嫌な気持ちにはならなかったです。むしろほっとした。明るい作品でもないし、決してハッピーエンドでもないけれど、読めてよかったと思える作品。朝井リョウさんの表現力はやっぱりすごいなと思わされる。とても好きな作家さん。


薬の影響も体調の影響もあって、なかなか集中して本を読むのが難しいのだけど、積んでる本がたくさんあるので、すこしずつ消化していきたいです。朝井さんの本ももう1冊詰んでるので次はそれを読みます。長編だけど。今回のは短編集だから読みやすかったんだよね。10月に新刊がでるので、それまでには読みたい。

たいした感想も書けないのですが、読了の記録として残しておきます。本を読んでいる間は余計なこと考えなくて済むからいい。もっとガシガシ読めるようになりたいです。ちなみにこの本はkindle端末で読みました。ほんとは紙の本が欲しいんですが、保管する場所がないので、kindleで読みました。読めてよかった。

また読書の記録も更新できるようにがんばります。

またね。

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