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ラリーカーのプラモデルが完成しました

年末年始にX(旧Twitter)上で開催された祭りに参加し、ラリーカーのプラモデルを作りました。
ハセガワ 1/24 トヨタ カローラWRC 1998年サファリ仕様です。
以下、写真とともに振り返ります。

ドアの窓は半開きにして小物を見やすくした

子どもの頃、WRカー黎明期のWRC(世界ラリー選手権)に熱中していて買ったものの、20年積んでいました。

今回は勢いで、ドア開閉に初めて挑戦しました。ドライバー側だけの工作としましたが、ボディからドアを切り離したり、クリアパーツの窓を切断するのに一苦労。
ドア一つ開けるだけで、色んな擦り合わせ箇所が出てきて、神経を使う作業の連続でした。

ドア内張のカーボンに映るロールケージ、インカムの垂れたコードがよき

例えば……
・ドア側とボディ側の間にサイドシルやピラーなどをプラバンで自作
・ドアのチリ合わせは、塗装による塗膜の厚みを見越して、少し緩くしておかなければならない
・硬いクリヤーの塗膜が衝撃に弱いので角が当たらないよう気をつける
・ドアを開けたぶん中が見えるので、内装も作り込む必要がある(もちろんそれが目的でもある)
など。

インパネにペースノートを乗せた。過去記事を参照

ドア開閉の他に、盛り込んだ工作は、
ドアのガラスを半開き。透明プラ板に置き換え
ペースノートを自作。詳細はこちら
インカムに配線とマイクを追加。詳細はこちら
オンボードカメラを自作。詳細はこちら
パンクしたタイヤを自作。詳細はこちら
内装の配線。ブレーキパイプや消火器系
など。

オンボードカメラ。過去記事を参照
パンクしたタイヤ。過去記事を参照

ボディの研ぎ出し・鏡面仕上げには、実車用のトレカットとバフレックスを試してみました。るーむさんの動画解説を参考にさせていただきました。

こうした苦労が報われて余りあるのが、このサファリ仕様のカローラのカッコよさ。
シュノーケル、アニマルガード、サイドミラーに追加されたライトがたまらない。(この3つはホワイトメタル製で表面処理が面倒)

98年のカローラは、ドアのカストロールカラーがイベントごとに変更され、その土地柄をイメージした特別なマーキングとなっています。サファリ仕様は、ゼブラ模様のデザイン。ドアにデカールを貼るだけで、もうワクワク。

ゼブラ模様のカラーリング。99年にはないバリ展

初めてのハセガワのカーモデル製作でしたが、ちと重たいものとなっちゃいましたね。

このカローラは、ハセガワが純ラリー仕様として完全新金型で開発したキットなだけあって、シンプルなパーツ構成ながら、エッチングパーツやインカム再現など、当時の熱意が感じられます。
現在でも、このワークスや他のマーキングで再販されているのも、嬉しい限りです。

ドアを閉めた状態。塗装の厚みでチリが少し合ってない。削って調整する余地があるが、怖いのでやってない

最後に。ドライバーのカルロス・サインツは、今年のダカールラリーで優勝するなど、60歳を超えた今でも、ラリーの第一線で活躍しています。そんなサインツへのリスペクトを込めてキットを作れたのも、楽しい時間でした。

ここまでお読みくださりありがとうございました!

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