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恋というものだけは、どうすれば手に入るのかわからなかった
繭から生まれた言葉 5
神戸を舞台にした恋愛小説集『繭の中の街』からセレクトした言葉を、発売日までのカウントダウンがわりにお届けします。
行きたい場所には、お金があれば行ける。お金は仕事をすればもらえる。なりたい職業があるなら、そのために勉強すればいい。そういうことは筋道立てて理解できるけれど、恋というものだけは、どうすれば手に入るのかはわからなかった。そういうものこそ、神様に願うものだと思ったのだ。
アーティストの森田晶子さんの幻想的な油絵、
神保町のアルビレアオさんの美しい装丁。
ずっと飾っておいていただきたい本になりました。
3月21日。
今日から書店に並びはじめます。
関西の書店さんでは、作中の場所をマッピングした神戸マップやショートストーリーがもらえるお店もあります。
出会うこと、関係を作ること、そして喪うことまでも、
この世界でしか体験できないこと。
この小説が、怖れずにその体験に飛び込んでいく原動力になればと思います。
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