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無意識に感じているストレスを解消したい

自分が何にストレスを感じているかというのは案外よくわからなかったりする。表面的に感じているストレスと、自分ではあまり意識していなかったけれど無意識に感じているストレスがあると思う。最近瞑想を重ねているせいか、後者のストレスが以前よりもくっきりとしてきた気がする。

今の私の最も大きなストレスは、多分、子どもと向き合う精神的なゆとりがない事なのかもしれない。一緒にいてもなんとなく上の空になって他の事を考えてしまっていたり、もっと遊びたい時に乗ってあげたいけれどついつい他の家事などに追われていたりする。仕事が忙しい夫の方が切り替え上手なので、パッと娘の誘いに乗って一緒に遊んであげていたりして、娘はとても楽しそうだ。あぁ、今日もまた、ママ、一緒にこれやろう、あれやろうというのに、十分にこたえられなかったなぁと思うと悲しくなる。そんな事を言って私を追いかけてくれる時期は、きっともうそんなにも長くないだろうに。

私は不器用なので、マルチタスク的な事はできず、一つを片付けてから一つに着手する性質だ。なので、娘に向き合う余裕がないのは自分に軸がなく、家事も仕事もこれからの事も、いちいち迷って考えてばかりで時間がかかるからだろう、いつまで経っても迷ってばかりで軸が定まらない事への焦りもあり、いつも時間に追われているからだろう、自分の軸がしっかりわかれば、今のように細かなあれこれに頭を悩ませる必要もなくなるだろう、と思い、まずは自分の意志に全力で耳を澄ませるターンにいる。

つまり、娘と向き合う余裕を作るために、自分に全力集中している。なので傍から見ると、自分の事や家事ばかりしているみたいに見えもして気が引けるし、我ながらなんて遠回りなんだ!とも思う。頭でっかちにそんな所から着手するよりも、まず目の前の娘に向き合ったらいいのに、と夫はきっと思うだろう。私もなんでこんなに、一つを片付けないと次にいけない性質なのかわからないけれど、一つずつ地道に積み上げていく事しかできないのでしかたない。亀の歩みだけれど、手応えは感じられつつあり、娘に向き合える時間も徐々に増えてきているような気がする。今日はマリオオデッセイを一緒にプレイできた。

迷ってばかりだったファッションも、あぁやっぱりこの辺が好きだったんだと再認識し、クローゼットをせっせと片付ける。着なくなった服を古着屋さんに出す準備をする。様々な種類が混在してぐちゃぐちゃだったハンガーも、最近お気に入りの使い勝手も見た目も良いシルバーのハンガーに統一する事にした。クローゼットまわりはだいぶひと段落してきた。迷いすぎて半年くらい美容院に行けずにいた髪型も、人に相談して結局いつものスタイルが似合うのだなと再認識してようやく切りに行けた。

続いて、台所周り。機能的でないと使いにくくて料理が億劫になる。タサン志麻さんがインタビューで答えていた通り、台所で大事なのは、すっきりと清潔な事、必要なものが手に取れる事に尽きる。最近は冷蔵庫の片付けもできていなかったので、使ってない瓶詰め類を処分したり、冷蔵庫に入れっぱなしだったものを処理したりした。鍋も焦げ付きや汚れが激しいので、重曹ペーストや金属磨きのピカールを買い、ようやく少しずつ着手。あとは麺類や乾物、粉類、調味料などのストックも、整理したり処分したりしたい。売れないだろうなと思いつつメルカリに出した、あまり状態の良くない昔の趣味の道具的なものが速攻で売れて驚く。メルカリすごい!世界は広い!

部屋がごちゃごちゃしている事が、無意識の内に与えるストレスというのはかなり大きいのだと最近特に思う。吉本ばななさんの書いていた、自分の身の回りの小さな世界を禅寺のようにきれいに保つ、という言葉の通り、自分の空間を大事にしたい。昨年までは外の世界や人にばかり目が向いてあれこれ考えたりしていたけれど、いやいや、自分の身の回り一つ片付けられないで、他人の事も何もないよなと。長年向き合えてこなかった身の回りの小さな世界にようやく向き合えるようになってきている手応えはある。明日も、鍋を磨きたい!

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