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平賀緑×宮台真司×神保哲生:この食料危機に食のグローバル化リスクを再考する【ダイジェスト】という動画を観て

今日はこれを聴きながら日記をしたためる。情報を受け止めつづけて形になっていなかった物事が少しだけまとまってきたので、その曖昧な形のままここに思考の過程としてここに残してみよう。

この動画を観て書く気分になったのだが、ここ数年、気になっていたことがある。曰く「日本という国のカタチをもっと知りたい。そして知った上で、このままでこの国は良いのか?この先の未来像をどう描きたいのか」
いわゆる厨二病っぽいのだがこれはかなり考えが固まりつつある。キーワードは古事記と国家神道ではない本来日本にある神道、そしてアンドロイド。これについてはサワリにあたる部分はnoteにもチラホラ書いてきたつもり。興味あれば他の日記を読んでもらいたい。なかったら別に…。
とまれ、NHK党の立花孝志党首が影響を受けているホリエモン、堀江貴文氏のエキセントリックな言動に接すると反発したい気持ちは湧くが一つの方向性を示唆しているように考えなくもない。例えば
「アメリカ人は引き算ができない。だが生活には困らない。日本も引き算ができないバカがいてもいい。義務教育をなくすべき。むしろヘタに教育を受けるから山上のように安倍晋三を殺そうと思ったりする。余計な教育を受けず家に引きこもってればいいんだ。だいたいバカほど数学とか日本史が実社会に役立たないとほざく。なら最初からバカは社会に出なきゃいいんだ。頭のいい人間が効率的な社会をつくり、ベーシックインカムでバカも養えばいい。そのかわり俺がプロデュースするパンは食え。ただし、そのパンは老化の原因となるリンを多く含んだベーキングパウダーが入っているからバカは早く死ぬことになるけど余計な文句は言うな」もちろん直接こんなことは言っていないはずだが、彼の発言を私なりに整理してつなげるとこうなるw 良い意味でも悪い意味でも現実主義者であって、拝金主義者だ、と私は理解している。状況に即して最も効率よく社会が回る方法を的確に述べている面はあるのではないだろうか。

カレーパンのフランチャイズを応援しておきながら、パンに不可欠なベーキングバウダーに最もリンが含まれているのに、こういう動画を出すことが堀江貴文氏の現実主義者である一面を象徴している。自分に不利でもそれはそれ、という立場。


その一方で宮台真司氏や成田悠輔氏が言うような、中央集権的ではなくムラ社会を基盤にした小規模社会集団の集合体としての国のカタチを希求する考えもわかる。老害はさっさと切腹するなりして社会の表舞台から退場したほうがいい、という成田氏のエキセントリックな発言より、彼がしばしば仏教を引き合いに出すのがとても興味深い。

私自身、宗教の開祖をしてみたい、と思って般若心経の意味を独学で調べたりしていたので(開祖は性欲と日本人の幸福が予想以上に結びつかない現実に接して頓挫中)、私が思い描くアンドロイドが普及する未来と成田氏のデジタル化の進歩に仏教が結びつくパースペクティブは親和性が高く心惹かれる。宮台真司氏の考えと成田氏が番組共演した対話から通底する考えの近さに、私としてはひとくくりに見なしているわけだ。

この動画からのインスピレーションもある。ここで宮台氏はルソーを挙げて小規模集団による民主主義をうたうわけだが、こういうムラ社会像というのは日本の民俗学的になじみがあって、成田氏も同調しているように思える。

で、タイトル回収に向かう。つまり食が中心、地産地消による小規模な自治体単位の自立が望ましいと考えるのだ。そしてこの思考は参政党の影響もある。
今回は堀江氏、宮台成田氏の考える民主主義や国のカタチについて、まずはそれぞれを自分がどれくらい消化できているのか、羅列的に書き記すにとどめた。ここからまた日数を経過してこの二つの考えのどちらかを否定するか、折衷するか、発展させるか、または新しい別の何かの考えが加わるのか、また残す必要を感じたらここに著すことにしよう。

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