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心理カウンセリングの使い方

知り合いと話したり、ネットの書き込みを読んだりしていると、どうもいまだに心理カウンセリングがどういうものなのか理解されていない・誤解されている気がします。

一部保険適用もありますが、基本的には保険適用外。
お金も時間も使うものですから、どのようなものか理解せずにカウンセリングを受けるのはもったいないと思います。

そこで、どういうものなのか、どう使えば良いのかを書いてみます。

なお、私はカウンセラーでなく、元クライエントです。
元患者や元クライエントとしてはセミプロな気がしていますが、治療に関しては素人ですのでご了承ください。カウンセリングの本なども読んでいますが、主に経験と主観に基づく話です。

・カウンセリングなんてものはただ話を聴いてもらうだけで役に立たない。
・傾聴なんて甘やかしでしかない。
・甘えてはいけないと考えている。
・受けても何がいいのかさっぱりわからない。ピンと来ない。

という方に。

他の治療方法と同様、誰でも必ず100パーセント効果を期待できるものではありませんし、個人個人の相性もあるので、絶対ではありませんが。


◆大前提

まず、カウンセリングと診察を分けて考えてください。
※ここでは、臨床心理士が行うようなタイプの「傾聴型カウンセリング」を前提とします。

・医師が診察室で10分、15分、話をよく聞いてくれる。
 →これは「診察」です。本格的な心理カウンセリングではありません。

・カウンセラーが、病院内の別室や、別の場所にあるカウンセリングルームで、40分~60分など一定の時間を取って話を聞いてくれる。
 →これが「心理カウンセリング」です。


医師の診察を受けるのは「患者」ですが、カウンセリングを受けるのは「クライエント」と呼ばれ、カウンセリングは病気でなくても利用できます。

病院内のカウンセリングは回数制限ありで一部保険適用になる場合があります。それ以上は保険適用外。

病気でなくカウンセリングルームのみ利用する場合は、全額自費で1回8千円から1万円ぐらいが相場だと思います。


◆カウンセラーの特徴2つ。

(1)話を聴くプロであること。
(2)メンタルヘルスの知識があること。

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