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三本足のソファと青い砂時計と令和の家族20221228wed174
平成の名曲、平松愛里の「部屋とワイシャツと私」という曲があるが、結局あれは昭和の名曲、さだまさしの「亭主関白」のパクリ(逆バージョン)だ。 さだまさしは「関白失脚」でセルフパロディをつくって、平松愛理は「部屋とワイシャツと私〜あれから〜」なる続編を制作した。
令和に、夫婦(パートナー)をテーマにした名曲はあるか? B Lか? まだ現れていない。
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「国民みんな貧しいが、みんなおなじ月を見ている」など大晦日の歌番組でテレビが国民の心をとらえようとしているが、すでにテレビを捨てた国民は日本にはあるべき家族は存在しないそれは幻想だと知っている。
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デジタルネイティブ世代はネットで顕になった国民の家族(幸不幸を問わず)のカタチ境遇はさまざまだと自覚している。発信者が虐待当事者なのだ。
異形なカタチもすべて家族だという現実を知ってしまった令和の時代では、日本国民が共有できるような夫婦に幸せや理想のパートナー像は見えない。
SPY×FAMILYでも観てみようかと思いながら、部屋のそうじをしていると、ピンポンがなった。砂時計だ。小学校の授業で使う小さいやつだ。
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そうじを終え、パソコンの横に砂時計を置いて、眺める。青い砂はきれいだ。砂が時間となって穴を作って下へと落ちるその模様に魅入られていると、体が横に傾き、畳にころげた。
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ソファの脚のひとつが抜けていた。止めた六角のネジ穴はバカになっていて修繕は不可能のようだ。
本には悪いが物質的にはそれもひとつの用途だと思い、何冊か脚の代わりに積む。
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長くいれば家族。同じ目的で集まる。憎しみあっても血縁。他人が家族に偽装している。
それに×(かける)
ほんわか、学園、ギャグ、極道、スパイ、モンスターとバトル、悪魔(との契約)、陰謀論などで組み合わせれば、ひとつラノベでもマンガにもできる。
砂時計が落ち切ったのでもう一度ひっくりかえし、砂がおちるのを観ながらSPY×FAMILYのつづきを見る。
(785文字)
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