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400字日記(リニューアル版)

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400字日記をリニューアル 日記に通底するテーマ 「すべては作家人生のために」 400字に入れること➡︎日々に見た感じたもの(具象) 四百字をどのような形式で見せるか? ➡︎「第…
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2024年3月の記事一覧

日々是短歌、ひりだす哉。 3/29(金) / 3

今回から、短歌の創作レジュメを歌の後に記していきます。 (なぜ結果的にそのような歌になったかをあとで復習をするため) 雨樋に広がる水の輪 春を見る 猫は膝上 まだ肌寒き 寄せては返す 三寒四温 レジュメ 雨 雨樋 水の輪 窓の滴 梅雨 かなと おもえば、猫(は震え) 丸まり 部屋で 季節(直球すぎるのでボツ) こよみ(暦) にゆれる 三寒四温 寄せては返す 波 水の輪 部屋  今日の玄人の二首 これやこの 行くも帰るもわかれつつ 知るも知らぬも あふさかの関 (これや

日々是短歌、ひりだす哉。 3/28(木) / 2

なんと! 一発で、頭に降りてきました。 (これが、小説のアイデアだったらいいのに! っもう!) なんか言うた 首すじ見られ僕は赤らみ 濡れ光るグロスにハッとなんの日 下記は今日の玄人の二首です ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ ため息をどうするわけでもないけれど少し厚めにハム切ってみる 俵万智 ■ミニ解説 解釈の幅が広い! ため息って、明るいため息なの? 暗いため息なの?  そんな曖昧な感じ、そのまま歌になっている。読み手によっては「少し厚めにハム切ってみる」に明るさをみる

日々是短歌、ひりだす哉。 3/26(火) / 1

なにせ素人です。 作家の師匠に新たな試練を仰せつかりました。 丸山健二先生の《語彙の三語三文日課:手書き帖》は日記に。 不定期です。 まずはnoteにアップさせることで短歌創作の日々のモチベーション保持のため。 繰り返しますが素人です! 人生初の短歌です。 ★後記) 一首を、二首に分けました。 スッキリしますね! 今日の気づきは情報は入れすぎないほうがいい! 膝で温まる猫 おなじ速さで老いる ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 水面が跳ねる音 雨か 桜散る朝 以下、玄人の

小説を書く作業はエキサイティングなんかじゃない。地味でむしろ苦痛だ。

769文字・5min 下書きをせずに、直に、noteの記事を書くのはもう二年ぶりだ。 五日かけてプロットを完成させた。 総括。 ⑴原稿に書いてない場所が一目瞭然になる。 ⑵書くべき場所(書き漏らした箇所)が一目瞭然になった。 ⑶物語の矛盾点(時間・場所・目的・事件の因果など)が顕になる。 ⑷⑶による新たな発見でサブストーリーが繋がる。 ⑸頭の中身(地図)が一目瞭然だ。 浮かびあがった新事実。 ⑴スーパーマーケット襲撃事件の首謀者は「警察や自衛隊」ではない。ただの「む

丸山健二文章レッスン第二回「美しいと思う文章を」(ドラマチックに!) 一部有料

3219文字・60min 2024年3月16日(土) 予習「美しいと思う文章」(ドラマチックに!) ◉元原稿: 浜。寄せる汀に少女はよこたわる。 近づくと全裸だった。 ひざをつき、少女のくちびるに触れる。 少女は怯えて身震いをする。 「寒いか」 上着を掛けると水面に光が現れる。 僕と少女は光に包まれて消える。 丸山健二先生のことば: 浜。だけでは芸がない。どんな浜なのか? 平凡な修飾ではダメ。 重油の海。 正しい日本語を使え。 「寄せる汀」は日本語では正しくない。 汀

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800文字日記/20240319/tue「じぶんの醜い顔」

800文字・15min 三月十九日。二十二時五十分。 元師匠のズームの文章個人レッスンは終わった。 三月下旬の室内は二十五度だ。部屋の暖房は点いている。あたたかいはずだ。なのにぼくの肩は小刻みに震える。ペン立てにささる手鏡をとる。じぶんの顔をうつしてみる。白髪染めで黒色に染めた髪に白髪が混じった無精髭。安いメガネは下にずれる。まぬけな顔だ。去年の今頃、師匠のもとから、逃げだしてしまったじぶんの醜さが丸見えだ。 安メガネは昨夏ソープランドのボーイで働いたその初任給で上野の駅ビ