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English Only Diary

I want to write diary that is English only. why? Because I saw "Learning Pattern" which is create by Mr.Iba. Everyday in Foreign Language. And it made sense to me. So, I decide to practice English on a daily basis on the Note. Please

    • はる

       私は春に生まれた。なので名前は「ハル」。安直かもしれないけれど、この名前で26年間も生きてきたのでもう馴染み深い。ちなみに妹の名前は「ヒカリ」。光が強い日に生まれた訳ではなく、光輝く人生を送ってほしいと願いを込めて「ヒカリ」。これを聞いたときはさすがに力ない笑みを浮かべるしかなかった。  そんなこんなで生まれてからもう26回目の春がやってきた。今年は早く桜が咲いたので、4月に入る頃にはもう散り始めていたが、それでもやっぱり毎年誕生日に桜を見ることができることは素晴らしいこ

      • 鳴らない携帯

         私の携帯は昔から鳴らない。壊れているわけではない。鳴る必要がないと携帯が勝手に判断しているらしい。それに関して、私は困ることがないことがまたすこし悲しい。  もちろん、携帯が鳴らないために不便はある。たとえば、携帯に来るメッセージに対して返信がとても遅くなる。でも、そもそも私にはメッセージが来ない。社会から切り離されて生活することはここで実感できる。  私の職業はニートだ。職業と言ってはいけないかしら。言い方を変えると、無職だ。それも、完全に無色な無職だ。特に趣味はない

        • 木目をかぞえる

           空を見上げている私を、彼は見つめる。私にはそれがわかる。  彼の美点は、なんでもかんでもすべてひっそりと行うことができることだ。ジュースを飲むときも、歩くときの手のやり場も、私を見つめるときも、それは一緒にいる人になにかしら清潔な印象を与えることができる。そういう人だ。  そして私の美点は、そうした彼の特徴をただひたすらに気に入っているということだ。彼の清潔なしぐさと、スッキリとした一重まぶた、ほっそりとした立ち姿。どの彼を切り取ってもなぜか簡単な気分になる。  彼は

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          隣の人

           隣の人に話しかけてみた。  「あいつが悪いんですよ。僕はただ、ただ楽しく踊っていただけなんだ。それも酔ってなんかいない、まったくの素面で。これ以上素敵な場面は想像できませんよ。」  「なのにあいつは、ただ独りになりたかっただけなはずなのに僕の女の子を連れ去ってしまった。独りになるには他人が必要だと分かっていたんでしょうね。でもだからってあの子じゃなきゃいけないわけではないでしょうに。」  隣の人は特に表情を示さない。興味はもちろんないらしい。ただ彼の隣に座ってしまった